Subversion

2008年1月19日 (土)

Apache2.2 + Python2.5 + Trac0.11 + Subversion1.4 + ViewVC を Windows で

trac0.11 の beta1 が出てきて1ヶ月と少々、そろそろ正式版 が出てくることを期待しつつ忘れる前にメモ整理。
ここでのTrac はあくまでも 0.11beta1 の話(2008/01/19現在)なのでその点には注意。

Apache2.2.8 + Python2.5.1 + Trac0.11beta1 + Subversion1.4.6 + ViewVC

を Windows な自宅サーバ環境にオレオレ証明書でのSSLまで、はしょりつつ全部入りメモ。

【参考にしたサイトなど】

インストール手順をまとめていくれている方々、ツールを提供されているサイトには感謝多謝!!

【調達物】

1月19日ごろ現在で適当にゲットしたもの

 

【自宅サーバの状態】

  • サーバは srv.home.local
  • 基本的なインストール先は c:\usr のした
  • 各種データ置き場は
    • Subversion リポジトリは d:\SVN\rensyu のように d:\SVN のした
    • Trac は d:\Trac\rensyu のように d:\Trac のした
    • httpのドキュメントルートは d:\www
  • 各種実行バイナリは c:\usr\bin にあって、c:\usr\bin へのパスが通っている前提
  • OS は Windows Small Business Server 2003 SP2 で IIS も動作中 port:80 と 443 は IIS が使用中

以上の条件で Trac (と ViewVC )を セットアップ
Trac月 で導入する方が楽という事実はまぁさておき、、、ともかくセットアップ開始。。。

【step1/10. Subversion (1/2) 】

まず Subversion 本体
1.4.6 系の setup.exe なバイナリが無いのでちょっと変則的な方法、不具合が出るかもしれないけれど今のところ無事

  1. Apache2.0用 svn-1.4.5-setup.exe をインストール、インストール先は C:\usr\Subversion
  2. Apache2.2用 svn-win32-1.4.6.zip を解凍してインストール場所 C:\usr\Subversion に上書きコピー

 

【step2/10. TortoiseSVN 】

あると便利(無いと不便)なのでインストール

  1. インストーラで本体をインストール、インストール先は c:\usr\TortoiseSVN
    Windowsの再起動を問われるが次と一度で済ませたいのでここでは再起動しない
  2. LanguagePack をインストール
    再起動を問われるのでここで再起動

TortoiseSVN のヘルプ『サーバのセットアップ』は毎度の事ながらお世話になりっぱなし。
必要に応じて WinMerge もインストールしておく。
再起動後に TortoiseSVN の設定で言語を日本語への変更とダイアログのフォントは適切に変更するのを忘れずに。

【step3/10. Apache (1/3) 】

まず Apache 本体インストールと基本的な動作確認

  1. apache_2.2.8-win32-x86-openssl-0.9.8g.msi をカスタムでインストーラなりにインストール、インストール先は c:\usr\Apache2.2 に変更
    毎度ながら IIS とかち合うので、動作確認は httpd.conf を書き換えてから
  2. C:\usr\Apache2.2\bin\conf\httpd.conf の編集
    1. IIS とぶつからないようにポートを変更
      Listen 8080
    2. DocumentRoot の C:/usr/Apache2.2/htdocs を自分の環境に合わせてD:/www に書き換え
      DocumentRoot "D:/www"

      <Directory "D:/www">
    3. ディレクトリの一覧が寂しいのと、マニュアルぐらいローカルで読めるようにしたいので、コメントアウトを取って有効にする
      httpd-manual.conf

      httpd-autoindex.conf
  3. タスクトレイのアイコンなどから Apache を start してひとまずアクセス可能か確認
  4. 動作を確認できたら Apache は stop させておく

 

【step4/10. Subversion (2/2) 】

Apache と Subversion の連携をセットアップ

  1. Apache用のモジュール mod_dav_svn.somod_authz_svn.so を C:\usr\Subversion\bin から C:\usr\Apache2.2\modules へコピー
  2. httpd.conf の編集
    1. コメントアウトを取って有効にする
      LoadModule dav_module modules/mod_dav.so
      LoadModule dav_fs_module modules/mod_dav_fs.so
    2. モジュールが列挙されている直後辺りに追加
      ##
      ## for subversion
      ##
      LoadModule dav_svn_module modules/mod_dav_svn.so
      LoadModule authz_svn_module modules/mod_authz_svn.so
    3. 最後あたりに追加
      [for subversion repository : httpd.conf]


      【補足】
      SVNIndexXSLT "/svnindex.xsl" の行は無くても特に支障はない、が、TortoiseSVN でのチェックアウト用リンクを有効にしたいので TortoiseSVN のヘルプにある http://tortoisesvn.tigris.org/svn/tortoisesvn/trunk/contrib/other/svnindex から(ユーザー:guest / パス:なし)
      • menucheckout.ico
      • svnindex.css
      • svnindex.xsl
      をダウンロードして、DocumentRoot である d:\www に置いておく
      menucheckout.ico は menucheckout.gif (アイコンは 16x16 のデータを gif で保存)として作り直して svnindex.xsl の menucheckout.ico に関する箇所を合わせて書き直しておくと、IE からアクセスしたときにチェックアウトのアイコンが表示されて多少見栄えが良くなる。
      IE をそもそも使っていないので、労のわりに報われない変更。。。
  3. Apache と start してwebブラウザや TortoiseSVN からリポジトリへのアクセスを確認しておく
  4. 動作を確認できたら Apache は stop させておく

 

【step5/10. Apache (2/3) 】

所詮自宅サーバで細かく逐一認証の設定は面倒なのでWindowsドメイン認証一括
basic認証とか他の方法は割愛

  1. ゲットしてきた mod_auth_sspi-1.0.4-2.2.2.zip を解凍して mod_auth_sspi.so を Apache のモジュールディレクトリ c:\usr\Apache22\modules へコピー
  2. httpd.conf を編集
    1. モジュール一覧で auth 関連がある辺りの前に追加
      ## for windows domain auth
      LoadModule sspi_auth_module modules/mod_auth_sspi.so
    2. Subversion 用に追加したディレクティブを再編集
      [for subversion repository : httpd.conf]
  3. Apache を start
  4. ドメインのアカウントで webブラウザや TortoiseSVN からリポジトリにアクセスできる事を確認する
  5. 動作を確認できたら Apache は stop させておく

 

【step6/10. Python 】

Python本体と関連物をインストール

  1. インストーラ python-2.5.1.msi に任せて C:\usr\Python25 へインストール
  2. 追加で Python for Windows extensions をインストーラ pywin32-210.win32-py2.5.exe に任せてインストール
  3. システム環境変数の Path に C:\usr\Python25C:\usr\Python25\Scripts を追加
  4. mod_python をインストーラ mod_python-3.3.1.win32-py2.5-Apache2.2.exe に任せてインストール
    インストール途中で Apache のインストール先を問われるので間違えずに指定
  5. httpd.conf を編集
    1. モジュールが列挙されている最後辺りに追加
      ##
      ## for mod_pyhotn
      ##
      LoadModule python_module modules/mod_python.so
  6. Subversion の Python Bindings のインストーラ svn-python-1.4.6.win32-py2.5.exe に任せてインストール

念のために再起動しておく。

【step7/10. Trac 】

exeなインストーラの方がアンインストールしやすいような気がしつつも、折角なので Easy install 主体で。

  1. Easy install の ez_setup.py を名前を付けてファイルとして保存
  2. Easy install をインストール、ez_setup.py を保存した場所で
    >python ez_setup.py
  3. 引き続き
    >easy_install Pygments

    >easy_install Genshi

    >easy_install Trac

    で一通り完了

【補足】
0.11beta1 では Easy install や exeなインストーラでインストールした場合と、ソースからインストールした場合でインストール先が多少異なっているので注意

Easy install と exeなインストーラ でインストール
C:\usr\Python25\Lib\site-packages\Trac-0.11b1-py2.5-win32.egg
ソースからインストール
C:\usr\Python25\Lib\site-packages\Trac-0.11b1-py2.5.egg

 

【step8/10. TracEnvironment の整備 】

最低限の動作確認と plugin のインストール

  1. TracEnvironment を D:\Trac\rensyu に作成する
    >trac-admin d:\Trac\rensyu
    Trac [D:\Trac\rensyu]> initenv
    いくつか問われるので適当に適切に作成。
    管理者ユーザ(要は自分のアカウント) tracadmin に管理者権限を付与
    Trac [D:\Trac\rensyu]> permission add tracadmin TRAC_ADMIN
    • 既存 (D:\Trac\test2)のアップグレードなら以下の感じで
      >trac-admin d:\Trac\test2
      Trac [D:\Trac\test2]> upgrade
      Trac [D:\Trac\test2]> wiki upgrade
  2. 作業が終わったら trac-admin を exit して終了
    Trac [D:\Trac\rensyu]> exit
  3. Apache にTrac用の設定を追加すべく httpd.conf を編集
    1. Trac の一覧が /projects としてアクセスできる使い方をしたいので次のような感じで httpd.conf の末尾に追加
      [for Trac : httpd.conf]

      ★beta1 から正式版になったときにパスの書き換えに注意★
  4. Apache を restart して http://srv.home.local:8080/projects にアクセスして Trac の一覧が表示されるか確認
  5. 各々の trac に入り、表示されたら、login でログインしてメニューの右端に追加される Admin 利用が可能か確認
  6. 試しにplugin を追加
    IniAdminPlugin を追加してみる
    1. 0.11 用をダウンロードして解凍
    2. 解凍して setup.py のある場所で
      > python setup.py bdist_egg
    3. 全体で有効にしたいでの作成した場所で
      > easy_install dist\IniAdmin-0.2-py2.5.egg
    4. Trac の Admin メニューの Plugins に現れる iniadmin の Enabled にチェックを入れて [Apply changes]
    Table of Contents Macro を追加してみる
    1. Easy install で0.11用をインストール
      > easy_install http://trac-hacks.org/svn/tocmacro/0.11
    2. Trac の Admin メニューの Plugins に現れる tractocmacro の Enabled にチェックを入れて [Apply changes]

plugin の追加時には適宜 Apache を restart して動作の確認。
設定ファイルである D:\Trac\(TracEnvironment)\conf\trac.ini はメモ帳で編集しない、BOMを付加しないように、utf-8で保存することに注意。

【step9/10. Apache (3/3) : SSL 設定】

ユーザーは自分一人な自宅サーバなので、いわゆる オレオレ証明書 (参考:Webサイトのデジタル証明書を確認する@IT) でSSL。

  1. Apache の設定を適宜編集
    httpd.conf
    Include conf/extra/httpd-ssl.conf
    コメントアウトを取って有効にする

    conf\extra\httpd-ssl.conf
    Listen 8443

    #SSLMutex "file:C:/usr/Apache2.2/logs/ssl_mutex"

    <VirtualHost _default_:8443>

    DocumentRoot "D:/www"
    ServerName srv.home.local:8443
    ServerAdmin メール@アドレス

    SSLCertificateFile "C:/usr/Apache2.2/conf/ssl/my-server.cert"
    SSLCertificateKeyFile "C:/usr/Apache2.2/conf/ssl/my-server.key"
    1. ポートの変更
    2. SSLMutex の行をコメントアウト
    3. DocumentRoot など 自宅サーバの環境に合わせて形だけでも一応変更
    4. sslファイル名に合わせて SSLCertificateFile と SSLCertificateKeyFile を変更
  2. ファイル置き場のディレクトリ c:\usr\Apache2.2\conf\ssl の作成と4000日有効なオレオレ証明書を作成(それぞれ一行で入力)
    >cd C:\usr\Apache2.2
    >md conf\ssl

    >bin\openssl req -config conf\openssl.cnf -new -out my-server.csr
    (pass phrase 入力後、色々問われるので適切に入力)

    >bin\openssl rsa -in privkey.pem -out my-server.key
    (pass phrase を間違えないように入力)

    >bin\openssl x509 -in my-server.csr -out my-server.cert -req -signkey my-server.key -days 4000

    >bin\openssl x509 -in my-server.cert -out my-server.der.crt -outform DER
  3. 生成されたファイル (my-server.der.crt, my-server.csr, my-server.key, .rnd, privkey.pem, my-server.cert)を C:\usr\Apache2.2\conf\ssl へ移動
  4. Apache を restart させ https://srv.home.local:8443/svnhttps://srv.home.local:8443/projects へアクセスを確認
  5. ルーターのポートや「ルーティングとリモート アクセス」やら外部公開の諸設定を確認して設定
  6. PCでも携帯でも適当に外部からアクセスの確認

 

trac のセットアップはとりあえず以上で。


【step10/10. ViewVC 】

ViewVC の trunk をインストール

  1. trunk を http://viewvc.tigris.org/svn/viewvc/trunk/ から チェックアウトする
    ユーザー:guest / パス:なし
  2. チェックアウトしたディレクトリから
    > python viewvc-install
    インストール先は適当に (今回は c:\usr\viewvc-1.1-dev )
  3. viewvc.conf を適当に編集、とりあえず変更点は4箇所
    c:\usr\viewvc-1.1-dev\viewvc.conf
    #cvs_roots = cvs: /home/cvsroot

    root_parents = D:\SVN : svn

    #default_root = cvs

    allowed_views = markup, annotate, tar, co
    1. 2箇所コメントアウトする、cvs_rootsdefault_root
    2. repository一覧が /viewvc で見えるように root_parents をrepositoryに合わせて指定
    3. tar でのダウンロードと、ファイルのダウロードを有効にするために、allowed_views に tar, co を追加
  4. httpd.conf へ ViewVC 関連を httpd.conf の末尾に追加
    [for ViewVC : httpd.conf]
  5. tar とか gzip とか DiffUtils と各々の requirements なモジュールを解凍してバイナリを c:\usr\bin に置く
  6. Apache を restart
  7. http://srv.home.local:8080/viewvchttps://srv.home.local:8443/viewvc で見え方の確認

 

【雑感】

『 教科書代わりにしているサイトからリンクが張ってもらっていると恐縮してしまう、、、というかアセる!! 』なのはココだけの話

以下ダラダラと雑感

  • trac-admin が trac-admin.exe へと Windows の exeな実行ファイルになったのでかなり楽
  • 携帯のPCサイトビューアーでもTracが結構見えるのはちょっとした感動 W51H にて
  • 携帯でドメインパスワードでログインするときパスワードの長さとめんどくささに絶望した
  • 以前に比べ格段に簡単になったと思った trac のセットアップが書き出してみると以前とあんまり変わらないような、、、redMine の方がやっぱり楽に完了する、Trac月 は偉大!
  • 個人的には待ちに待った Trac の workflow のカスタマイズ
  • ViewVC で設定を間違えてエラーになったときキャッシュの効き(?)が強くて、見え方確認にはブラウザのキャッシュを毎回クリアするか毎回異なるリポジトリを見た方が良いように感じるのは設定がヘボいせい???
  • Trac0.11 正式版がリリースされたときにこのエントリどうしよう???
  • 微妙なタイミングで Apache2.2.8 がリリースされたので2.2.6から若干変更(2008/01/20)
  • 意図せず抜けていた部分、おかしな部分があったので追加修正(2008/01/21)
  • svnindex.xsl の入手時のユーザーとパスに関して追記(2008/01/28)

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2006年11月19日 (日)

Trac や ViewVC や etc...更新

Subversion1.4.x で Python language bindings が Python2.4 系に対応してきたので、ぼちぼち更新。PHP5.2.0 もついでに更新。前に書いた「ViewCVS for Windows から ViewVC に更新」の続きといえば続きのようなもの。

アイテム 現状 更新後
Apache 2.0.59 そのまま
PHP 5.1.6 5.2.0
Subversion 1.3.2 1.4.2
ActivePython 2.3.5-236 2.4.3-12
Python関連 2.3系 2.4系
Trac 0.9.6 ja 0.10.2
Tracプラグイン Python2.3系 Python2.4系
ViewVC 8月頃のtrunk 今日11月19日の時点のtrunk

特にPythonを 2.3 系から 2.4 系 に切り替えるので、その関連物はごっそり入れ替え。
GnuWin32 なツール類はそのままある事が前提で前の環境を基本にして作業開始。

【2008/01/20 追記】
続きのようなもの:
Apache2.2 + Python2.5 + Trac0.11 + Subversion1.4 + ViewVC を Windows で

手始め

PHPは使っているわけでもなく、ただ何となく入れているだけ、なので面倒な事も無く

  1. Apache 停止
  2. 既存 php のディレクトリを移動
  3. php5.2.0 のアーカイブを解凍、いつものディレクトリ c:\usr\php にコピー
  4. php.ini-recommended を php.ini へコピー
  5. WinMerge で既存の php.ini との差分を見ながらマージ
  6. Apache 開始、適当に phpinfo() を眺める

で終了。

【準備】

  1. Apache 停止
  2. 既存の ディレクトリをコピーしてバックアップ c:\usr\subversion 、c:\usr\Python23 、 c:\usr\viewvc-1.1-dev と リポジトリ d:\svn と Trac環境の d:\trac をコピーしておく

【調達物】

今回はほぼ総とっかえな更新の差分なので以下のものをゲット、Trac関連はそっくり入れ替え

【アンインストール】

  1. Python2.3 系の追加物で Windowsのインストーラーで入れていたものをアンインストール
  2. Apache のモジュール mod_python をアンインストール
  3. 最後の仕上げに ActivePython2.3 をアンインストール
  4. Subversion1.3.2 をアンインストール
  5. 一通り削除したら再起動
  6. 再起動後にPython2.3 と Subversion をインストールしていたディレクトリごと削除

【インストール&更新】

インストール先はいつもの通り c:\usr にするのを前提に作業開始。

  1. ActivePython 2.4.3.12 をインストール
    インストール先は c:\usr\Python24
  2. mod_python をインストール
    インストーラー任せで途中のパスの確認で適切になっていることを確認
  3. Subversion1.4.0 をsetupでインストール
    インストール先は c:\usr\Subversion
    Apache関連はインストーラーに行わせず、自力で行うのでチェックは外す
  4. Subversion1.4.2 本体を解凍し、c:\usr\Subversion に上書きコピー
  5. mod_authz_svn.somod_dav_svn.so を Apache の C:\usr\Apache2\modules に上書きコピー
  6. svn-win32-1.4.2_py-2.4.zip を解凍して libsvnsvn をディレクトリごと C:\usr\Python24\Lib にコピー
  7. httpd.conf を編集
    1. Python2.3 から Python2.4 に変更してパスが変わる部分を更新
    2. Trac と ViewVC 関連を一時的に全てコメントアウト
  8. ここで Windows を再起動し、Apache と Subversion の動作を確認

ここで一旦 Apache を止めておく

ViewVC

  1. ViewVC をインストール
    trunk をチェックアウトしたディレクトリから

    > python viewcvs-install

    インストール先は適当に (今回は c:\usr\viewvc-1.1-dav )
  2. viewvc.conf を適当に編集
  3. httpd.conf の ViewVC 関連を再編集
  4. Apache を起動して動作確認、問題なければ Apache をまた止める

Trac 関連

  1. docutil をインストール、snapshot を展開したディレクトリで

    > python setup.py install

  2. PySQLite をインストール
    pysqlite-2.3.2.win32-py2.4.exe を実行
  3. ClearSilver をインストール
    clearsilver-0.9.14.win32-py2.4.exe を実行
  4. Trac の Plugin 用に setuptools からbootstrap module をダウンロードしてインストール

    > python ez_setup.py

  5. Web Admin Plugin の最新をダウンロード
    TracWebAdmin-0.1.2dev_r4240-py2.4.egg.zip を
    TracWebAdmin-0.1.2dev_r4240-py2.4.egg にリネーム
    すべからくインストールしたいので

    > easy_install.exe TracWebAdmin-0.1.2dev_r4240-py2.4.egg

    (c:\usr\Python24\Script にパスが通っていなければ通すかカレントディレクトリを移動)

Trac のアップグレード作業

カレントディレクトリを c:\usr\Python24\Script にしておく
既存のTrac環境は d:\Trac\rensyu.db という前提で

  1. Trac 環境のupgrade

    > python trac-admin d:\Trac\rensyu.db upgrade

  2. Trac の wiki の upgrade

    > python trac-admin d:\Trac\rensyu.db wiki upgrade

  3. Trac 環境の trac.ini の修正
    Python23 へのパスを含む部分(template_dir)を Python24 に書き換え
  4. 個別にインストールした Plugin をPlugin ディレクトリから削除(移動)しておく
    それに応じ trac.ini も適当に書き換え
  5. httpd.conf の Trac の該当箇所を修正
  6. Apache を起動して Trac の動作を確認

一通り動作を確認したら、Trac の Plugin を適当に追加しなおし。

以前行っていたViewVCの日本語対応は、化ける時には化ける、事と Python2.4 になったので、おおらかな目、でスルーする事に。ファイルは概ね UTF-8 に移行ずみなのであまり影響がなくなったのと Trac の利用頻度が高まっているので svn:mime-type を指定する方針で。

> svn propset svn:mime-type "text/plain; charset=Shift_JIS" *.bat

とか TortoiseSVN でプロパティの設定をする事で回避。

最後の仕上げに
Tracで改行をShift+Enterで簡単に入力
で紹介されている変更を加えて移行完了。

こういう更新やインストールをする度に思うのが、ツールの作者の方々、ノウハウをまとめている方々にはいつもながら、ただひたすら感謝、多謝。

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2006年3月17日 (金)

ViewCVS for Windows から ViewVC に更新

ViewCVS for Windows は過去のものになってしまったらしい事にようやく気がついた。丁度、新規に一通り揃える必要があったので、これを機会に ViewVC に乗り換えたので、忘れないうちにメモ。
このメモは多々検索した結果の寄せ集めメモであり、ソフトウェアの作者の方々に大いなる感謝と、情報をまとめて置いておいてくれる方々に感謝の念を抱きつつ。(末尾にドメインコントローラーでの認証に関して追記: 2006/03/19)

【参考にしたサイト】

わかりやすくまとめて紹介される方々には多謝。

【今回の環境】

  • WindowsXP と Windows2003 SBS

WindowsXP は一から構築、Windows2003 SBS は部分的差し替え。する事に大差はない。
前回とは違い、新規に揃えたということで全部入りメモ。

【調達物】

【インストール】
インストール時には基本的にインストールパスのみ c:\usr 配下に変更

  1. 軟弱モノなのでまず、クライアントの TortoiseSVN と日本語パックをインストール
  2. WinMerge をインストールし TortoiseSVN の差分ビューアに設定
  3. Apache をインストールし、DocumentRoot 等、適当に httpd.conf を編集
    ( インストール先は c:\usr\Apache2 )
  4. Apacheの動作を確認したらサービスを停止させておく
  5. Subversion をインストール ( インストール先は c:\usr\Subversion )、設定は基本的にデフォルトのまま
    Apache 関連の設定はインストーラーに任せず、自力で設定するようにする
    1. mod_dav_svn.somod_authz_svn.so
      c:\usr\Apache2\modules にコピー
    2. httpd.conf の

      を探してコメントアウトを外す
    3. httpd.conf の LoadModule が列挙されている部分の最後の辺りに

      を追加
    4. httpd.conf の最後辺りの適当な場所に

      を追加、とりあえずBASIC認証も。
  6. テスト用に何かリポジトリを作成する
    とりあえず d:\svn\test-repo に作成 (d:\svn がリポジトリの親ディレクトリ)
  7. Apache のサービスを開始して http 経由で TortoiseSVN からリポジトリにアクセスできることを確認
  8. ActivePython をインストール、基本的にデフォルト ( インストール先は c:\usr\Python23 )
  9. mod_python をインストール
  10. svn-win32-1.3.0_py.zip を展開して libsvnsvnc:\usr\Python23\Lib (Python のインストール先)にコピー
  11. JapaneseCodecs をインストール
  12. pkf のWindowsバイナリをインストール
  13. RCSのバイナリ rcs57pc1.zip を展開して、win32バイナリをシステム環境変数でパスの通った場所に置く ( 予め準備しておいた c:\usr\bin に)
  14. ViewVC の Repository の trunk をチェックアウト、URLは以下
    http://viewvc.tigris.org/svn/viewvc/trunk
    ID と Pass は共に guest
  15. ViewVC の日本語化 で提供されているパッチを適用
  16. ViewVC ワーキングコピーを置いた場所からインストール用スクリプトを実行
    > python viewcvs-install
    インストール先は適当に (今回の場合は c:\usr\viewvc-1.0-dav )
  17. viewcvs インストール先の viewcvs.conf をとりあえず編集
    1. cvs_roots = cvs: /home/cvsroot
      の行 をコメントアウト
    2. root_parents にリポジトリのある親ディレクトリを指定
      root_parents = d:/svn : svn
    3. default_root = cvs
      の行をコメントアウト
  18. httpd.conf を編集
    1. LoadModule が列挙されているあたりに以下を追加
    2. httpd.conf の最後辺りの適当な場所に
      を追加
      標準の文字コードに UTF-8 を追加
  19. Apache を再起動してブラウザで http://(サーバー)/viewvc にアクセスして確認

【結果】

  • UTF-8 でなんとか上手くいってくれる事を念じた JapaneseCodecspkf
    ⇒ (view)や(download)した時、途中で文字化けしたり正常に戻ったり(涙)
    ⇒ 文字化けを割り切った方がストレスが少ないような
    ⇒ 何かしくじっている気がする
  • Windows2003 SBS の方で 前回 から更新したのは Subversionmod_python

【効能】
とりあえず ViewVC に乗り換えて流行りに追いついた(?)ので満足。
良くも悪くもテキストファイルは全て UTF-8 にしたくなる...

【追記 : 2006/03/19】
ドメインコントローラーで認証する時は

  1. mod_auth_sspi モジュールを取得 解凍して mod_auth_sspi.so をApache のモジュールディレクトリへ
  2. httpd.conf の LoadModule が列挙されているセクションに
    LoadModule sspi_auth_module modules/mod_auth_sspi.so
    上の行を
    LoadModule auth_module modules/mod_auth.so
    の行より前に記述
  3. BASIC認証関係の記述を削除して以下のように変更
  4. <Location /viewvc> も同様に変更

【追記】 続き? 2006年11月19日

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2006年1月 7日 (土)

ViewCVS for Windows

----[2006/03/18:追記]---------
いまや時代は ViewVC だそうで。ViewVCに関してのメモ
-----------------------------------

ViewCVS for Windows を一応使えるようにしたので、忘れないうちにメモ。
多々検索した結果の寄せ集めメモであり、先人達に多謝。

【今回の元環境】

  • Windows2003 SBS
  • Apache 2.0.55 
  • Subversion 1.2.3

【追加調達物】

まず viewcvs-1.0-dev-r6.zip を展開して windows\README に目を通す

【インストール手順】
インストール時には基本的にインストールパスのみ c:\usr 配下に変更

  1. ActivePython をインストール
      ほぼデフォルト、変更点はインストールパスのみ
  2. mod_python をインストール
      ほぼデフォルト、変更点はインストールパスのみ
  3. svn-win32-1.2.3_py.zip を展開して libsvnsvnc:\usr\Python23\Lib (Python のインストール先)にコピー
  4. RCSのバイナリ rcs57pc1.zip を展開して、rlog.exercsdiff.execo.exe をシステム環境変数でパスの通った場所に置く
      (今回の場合は c:\usr\bin )
  5. viewcvs-1.0-dev-r6.zip を展開した場所からインストール用スクリプトを実行

      > python viewcvs-install

      インストール先は適当に
      (今回の場合は c:\usr\viewcvs-1.0-dav )
  6. viewcvs インストール先の viewcvs.conf をとりあえず編集
    1. cvs_roots をコメントアウト   
    2. svn_roots をリポジトリのある場所を指定
          svn_roots = svn: D:/SVN   
    3. default_root を次のように指定
          default_root = svn
  7. httpd.conf を編集   
    1. LoadModule が列挙されているあたりに以下を追加
          LoadModule python_module modules/mod_python.so
    2. どこか適当な場所に追加 (何となくbasic認証もかけてみた)
  8. Apache を再起動して viewcvs にアクセスして確認

【今回の失敗と感想】

  • とりあえず最新のモノ Python2.4 系にするとバージョンが違うとおこられた
      ⇒ 詳細を追求するのが面倒だったので Python2.3 系にした
      ⇒ 動いたので結果オーライ
  • mod_python download - The Apache HTTP Server Project のOtherBinaries をダウンロードしたサイトではファイル名の最後の方が切れていて初め間違えて別のものをダウンロードしてしまった
  • root_parents を利用するとさらに快適

【効能】
TortoiseSVN と WinMerge を使っているのと大差ない筈なのに、ウェブブラウザでリポジトリを見たりdiffを見るのが何故か訳もなく不思議なぐらいヘンに楽しい。
コメントが見えるのが良い。

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