GoogleChrome

2014年6月28日 (土)

GoogleChrome インストーラの直リン (2014/06,2014/08頃)

使いにくさが倍増しつつも進化はしている GoogleChrome。
Custom.css が廃止されたり、自家製拡張機能のインストールに制限がかけられたり、何かこうモヤモヤした変更が積み重ねられてゆく進化の方向性。
とはいえ、64bit版が chromium から canary と dev にようやく降りてきているのも進化。

これから beta と stable で2回は編集しそうな予感がするので以前のエントリを再編集せずに新規に再び 『GoogleChrome 単体インストーラの直リンを知る方法』。

GoogleChrome_DirectLinks.cmd

以前の時には省いていても通っていた OSのバージョン情報 と アーキ が 64bit版 の鍵になった模様、今でも省くと 32bit版 になる。
バージョンは Windows Vista の 6.0 より大きければとりあえずレスポンスが得られる、6.00001 とかでも。
プラットフォームに至っては platform="Macwinnnn" とかにしても今のところ弾かれない様子。

【2014/08/27:追記&変更】
stable 64bit のレスポンス確認、バッチファイル中の該当部分編集、タイトル変更
【2014/07/18:追記&変更】
beta 64bit のレスポンス確認、バッチファイル中の該当部分コメントアウト解除

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2013年7月11日 (木)

Google Chrome 内蔵flash、PepperFlash をサクッと?更新

とある起動オプションが廃止され、コンテキストメニュー、ブックマークバー の表示がどうやっても間延びしてしまっている Google Chrome 28。
なんだかなー、と思いつつもこの点に関してはサイドバーと同じく頑として聞く耳を持たないご様子、ご立派、くそぅ

【2013/07/14 補足・追記】
こちらでも言及している間延びした表示に関し、廃止された --disable-new-menu-style に代わるオプション
--force-fieldtrials="NewMenuStyle/Compact2/" があったことが判明。
issue232299 から始まって このへん 辺りの 233188, 255436, 259531 などに拡散していく様が面白い。
UI変更が試行でなく本決まりであることを願いたい……

Google Chrome 28 というか v28.0.1500.71 に 内蔵flash 11.8.800.97 がタイミング的に入らなかったのは仕方ないとして、間が悪かったのか一日たってもアップデートされなかった Google Chrome 内蔵flash こと PepperFlash 。

今回も「一日待ってみた、が、音沙汰なし」なのでいつものごとく半手動アップデート。

起動オプションとしてショートカットに

--component-updater-debug=fast-update

を追加。
Google Chrome 28 を起動して待つことしばし、1分も経たないうちに 内蔵flash のアップデート完了。
常時有効にすべき起動オプションではないので、内蔵flash の更新を確認次第この起動オプションを外して作業完了。

プラグインで 内蔵flash の方だけ無効にしていても更新されるのは親切。
自動的に 無効→有効 にされるのは大きなお世話。
そりゃ、自分でアップデートしたからには使う意志あり、とみなされるのは分からないでもないけれど放置&更新でも同じ結果なのは何か納得しがたい。

今日現在(2013/07/11)の 開発版 dev 29.0.1547.15 は --component-updater-debug でなく --component-updater なのでこちらの起動オプション。

--component-updater=fast-update

canary 30.0.1562.0 ではもともと PepperFlash 11.8.800.97。
削除してアップデート、、、効かない、あれ?
こういうものだっけ? それとも便利な小技は潰される定め?

| | コメント (0)

2012年11月30日 (金)

GoogleChrome インストーラの直リン (2012/11, 2013/07頃)

キーワードが悪いのかググって1ページ目に目的の情報、『GoogleChrome 単体インストーラの直リンを知る方法』、が見あたらなかったのでメモ。

ほぼ固定であった GoogleChrome 単体インストーラの直リンが、一ヶ月ちょい前からその都度変化する文字列を含むようになってその時調べたもの、2012/10 下旬の話。

Windows向け GoogleChrome の安定版(stable)、アップデート(差分ではないフル版)、ベータ版(beta)、開発版(dev)、canaryのインストーラの直リンを知るためのバッチファイル。

GoogleChrome_DirectLinks.cmd

参考
Omaha Client-Server Protocol V3
https://code.google.com/p/omaha/wiki/ServerProtocol

任意のバージョンの直リンも得られそうな感じはするものの、試したかぎりうまく行かず
『その時点でダウンロード可能なもの』
しか直リンが分からないのが難。
また、暫くすると(バージョンが幾つか上がると?) 落とせなくなるのか beta,23.0.1271.40 や dev,24.0.1297.0 では今はもう単体インストーラが落とせない。
GoogleChrome 更新用バッチファイルでアップデート時に過去バージョンをアーカイブさせるべきか悩ましいところ。

任意のバージョンで自在に試す、のは canary や chromium の役目って分業になったのかな?

【2014/06/28 補足】
64bit版の直リンも拾えるものを『GoogleChrome インストーラの直リン (2014/06頃)』に
【2013/07/15 変更・追記】
通常は差分アップデートとして提供される場合に対応
例) Webのインストールでは 28.0.1500.71 がまずインストールされ、アップデートで 28.0.1500.72 になるなど直接最新版が入らない場合
エントリのタイトル変更、他
【2013/06/15 変更・追記】
サーバーのメンテ?で通常とは異なる時に何が起きたか判断しにくかったので、多少分かりやすくなるように変更
他、ココログの有難迷惑仕様にほんのりと対策
【2013/04/13 変更・追記】
canary も対象に含めたバッチファイルに差し替え & それに伴う変更

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年11月 9日 (金)

GoogleChrome のソース表示とブックマークマネージャの表示を調整してみる

ソース表示のフォント

先日の続き。

以前の手法 span で括るというあまりに大雑把すぎたのが気にはなっていたので、少し調べて見ると先人の知恵を発見、大感謝。

Google Chrome のソースビューアを Komodo Edit(Dark Chalkboard)風にするカスタマイズ
なるほど、ソース表示の状態でもデベロッパーツールが使えたのね、目からウロコです。

変更したいのはソース表示のフォントだけなので Custom.css に以下の内容で追加。

div.webkit-line-gutter-backdrop + table .webkit-line-number,
div.webkit-line-gutter-backdrop + table .webkit-line-content,
div.webkit-line-gutter-backdrop + table .webkit-line-content * {
    font-family: "Migu 1M", "MeiryoKe_Gothic", monospace !important;
    line-height: 120% !important;
}

誤爆はしないと思うものの、一応ほんのりと絞ってみる。
   

ブックマークマネージャの行間

デベロッパーツールが意外な所?で使えたので、行間が広がって間延びしてしまっていた ブックマークマネージャ の表示も調整してみる。
使用フォントとフォントサイズに強く依存するので、環境ごとに調整が必要だと思われるものの、個人的には次の設定で落ち着く感じ、Custom.css に以下の内容も追加。

div.main > list#list > div[role="listitem"],   /* 右ペイン 行の高さ用     */
div.main > list#list > div[role="listitem"] *, /* 右ペイン フォント変更用 */
div.main > div#tree-container div.tree-item *, /* 左ツリー用              */
____dummy____  {
    font-family :  "Migu 1P", sans-serif !important;
    font-size: 10pt;
    line-height:  normal  !important;
}

/* 開閉アイコンの位置合わせ  24.0.1312.52 では不要 */
/*
div[has-children="true"] > span.expand-icon,
____dummy____  {
    margin-top: -6pt ;
}
*/

半角英数でない文字を入れているので『UTF-8 BOM 無し』で保存するのを忘れずに。

視覚的にはこんな感じ。

before
          Bookmarkmanager01

after
          Bookmarkmanager02

どちらかといえば ブックマークバー の行間の方をどうにかしたかったけど、そっちは不明。
【追記 2013/04/05, 2013/07/14, 2013/07/24】起動オプションの追加で一応回避可能、細かい調整は不明(不可?)
【追記 2013/09/19】 起動オプションの追加も根本的に不要になっていた

【2013/09/19 補足】
気が付くと chromium r222901 で変更が入って 2013/09/13 ごろからメニューの間隔と配色が変更されていた。効いている変更は Issue 267620 での
「メニューアイテムの適切な上下間隔 (compact2 相当)」
「コントラストの高い配色 (青に白文字)」
実に、、、実に長い間、我慢を強いられた……
配色はテーマが対応すればとも思うけど、あとは安定版にまで配色の変更が波及するのを待つだけ

このエントリの更新はこれで最後!

【2013/07/24 追記】
安定版 28.0.1500.72 にも NewMenuStyle/Compact2/ な設定が google からようやく配信されるようになった
残るはデフォルト値、と、取り残された chromium

【2013/07/18 補足】
chromium と安定版ばかり使っていて気が付かなかったけれど、試してみると
広い chromium    30.0.1569.0 (Developer Build 212268)
狭い canary    30.0.1567.1 (Official Build 211921) Aura
狭い dev    30.0.1566.2 (Official Build 211761)
狭い beta     29.0.1547.22 (Official Build 211613)
広い stable    28.0.1500.72 (Official Build 211400)
新規プロファイルの初回起動時には広いものの、2回目の起動以降狭くなっていた、あれ? こうだったっけ??
・・・狭くなるものではプロファイルにある 「Local State」に『variations_seed』が生成されていると狭くなるっぽい、google との通信を遮断すると生成されない、こういう設定が配信されてくるのか
該当箇所を Base64 でデコードすると確かに 『NewMenuStyle』 などの文字列が見える、、、chromium ……

【2013/07/14 補足・追記】
廃止された --disable-new-menu-style に代わるオプション
--force-fieldtrials="NewMenuStyle/Compact2/" があったことが判明
issue232299 から始まって このへん 辺りの 233188, 255436, 259531 などに拡散していく様が面白い

【2013/04/13 補足・追記】
chromium r193801 --disable-new-menu-style のオプションが廃止される。canary も既に効かなくなっているので安定版も近いうちに広がったメニューに手出しできなくなる模様……

【2013/04/05 補足・追記】
安定版でブックマークバーやコンテキストメニューが ver.24、ver.25系では元の間隔に戻っていたのが ver.26系で再び広がった。起動オプションに
--disable-new-menu-style
を追加すると元の状態に(ソース:2013/01/08 r175435以降)。
ブックマークマネージャで開閉アイコンの位置合わせは ver.24系以降不要になっていたので該当部分 css をコメント化に更新。
このエントリ、今日(2013/04/05)だけアクセス数がとんでもない数になっていた……

【2012/11/21 21:49:補足・追記】
chromium の r167957(2012/11/16) 以降では  line-height が 28px から 20px に変更されていたので、しばらくすれば元のような状態になりそう。
ただ、開発版 dev の 25.0.1323.1 や canary 25.0.1330.0 ではまだ 28px のままなので ”しばらく” がどの程度先の話になるのやら。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年10月14日 (日)

GoogleChrome のソース表示で Custom.css の影響

Custom.css を適当に弄っていると GoogleChrome のソース表示がプロポーショナルフォントで表示されてしまう件、とりあえずメモ。

 *  {
    font-family : "Migu 1VS", "Verdana", "Meiryo", sans-serif !important;
}

とか大雑把な事をすると、ソース表示がプロポーショナルフォントになってしまう。

少なくとも span が影響している模様で

 body, section, nav, article, aside, hgroup, header, footer,
 h1, h2, h3, h4, h5, h6, 
 p, blockquote, ol, ul, li, dl, dt, dd, figcaption, div, table,
 a, em, strong, small, s, cite, q,
 dfn, abbr, sub, sup, i, b, mark, ruby, rt, rp, bdo /*, span */
  {
    font-family : "Migu 1VS", "Verdana", "Meiryo", sans-serif !important;
}

はソース表示で固定ピッチフォントが維持され、

 body, section, nav, article, aside, hgroup, header, footer,
 h1, h2, h3, h4, h5, h6, 
 p, blockquote, ol, ul, li, dl, dt, dd, figcaption, div, table,
 a, em, strong, small, s, cite, q,
 dfn, abbr, sub, sup, i, b, mark, ruby, rt, rp, bdo, span
  {
    font-family : "Migu 1VS", "Verdana", "Meiryo", sans-serif !important;
}

はソース表示がプロポーショナルになってしまう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 4日 (木)

GoogleChrome 消えるオプション追加されるオプション

GoogleChrome、とはいってもいつものごとく Chromium の話、5.0.317.0 Build 38091 (2010/02/04 22:06 現在)での話。

以前は使っていた起動オプション、付けては消えで出入り(?)が激しく、ぱっと思い出せるもの3つ例をあげるとすればこんなもの。

--enable-user-scripts
UserScript の有効化
標準で有効になった為不要に
--user-scripts-dir
UserScript の場所
拡張機能に取り込まれた為不要に
--show-extensions-on-top
拡張機能を上に表示させる
下での表示が無くなった為不要に

意味を成さななくなった等、GoogleChrome 側での変化で不要になった、使わなくなった起動オプション多数。徐々に減って起動オプションの記述が短くなってきたのは好ましい事。

--proxy-serverProxy Switchy! で行けるかなと思っても、現時点では GoogleChrome だけの設定ではなく IE というか Windows の設定を丸ごとというか IE を道連れに変更するタイプなので、Proxy Switchy! に移行しきれずこの起動オプションは外せない。

そんなこんなで減らしつつも追加してみると結構便利で気に入りつつある起動オプション。

--enable-udd-profiles
レンチアイコン ⇒ ユーザープロファイルの新しいウィンドウ
でユーザープロファイルを GUI から作成可能になる
別ユーザープロファイルの起動は Ctrl+M でダイアログを呼ぶか Ctrl+Shift+<数字> で直接起動
(条件付きでレンチメニューから別プロファイルのウィンドウの選択起動が可能になる★)
--restore-last-session
GUIからの設定では次
基本設定 ⇒ 起動時 ⇒ 前回開いていたページを復元する
--tab-count-to-load-on-session-restore
起動時のセッション復元「前回開いていたページを復元する」でカレントTabの裏でいくつまでTabを同時に読み込むかを指定
例)
--tab-count-to-load-on-session-restore=3
( 0 だと一度に全部読み込んで一度に復元しようとする)
(このオプション無し or GUIで設定のみ が "0" 相当らしい)
(セッション復元起動時の負荷軽減に)

★ 試した結果が妥当なものなのか不明
※ 動作確認したバージョンは Chromium 5.0.317.0 Build 38091、インストール状態はこちらに準じたもの
※ インストーラを使った通常のインストールだと事情が異なるかもしれないものの未確認

これらの起動オプションに関して少々補足のようなもの

  • --enable-udd-profiles で新規に作成されるプロファイルは、元々起動した GoogleChrome(Chromium) のプロファイルがあるディレクトリと同じ場所に作成される
    • もともとの起動が
      --user-data-dir=c:\apps\GoogleChrome\Profil
      の時「123」や「test」というプロファイルを作成した場合は
      c:\apps\GoogleChrome\User Data-123
      c:\apps\GoogleChrome\User Data-test
  • 「前回開いていたページを復元する」の状態でないとレンチアイコンのメニューからプロファイルを選択できない
    • 「ホームページを開く」や「次のページを開く」の状態ではプロファイル選択肢がメニューに現れず「<新しいプロフィール>」で新規作成しかできない
    • 「前回開いていたページを復元する」で有効にしても、起動オプション --restore-last-session で有効にしてもどちらでもいいらしい
  • 作成したプロファイルは次回起動時よりメニューに現れる、追加直後は現れない
  • --tab-count-to-load-on-session-restore=1
    では引っかかると次へ進まなくなるので 2 以上で起動時の負荷が高くなりすぎない程ほどの指定が使い勝手良さそう

セッションの復元「前回開いていたページを復元する」が有効でないとプロファイルの呼び出しがメニューからサクッと行えないのはバグなのか仕様なのか?
ショートカット「Ctrl + Shift + 1 」などで呼べる訳ではあるものの、見て選べるように --enable-udd-profiles の時には常にメニューから呼び出し可能になって欲しいところ。
と思っていたら、ショートカット Ctrl+M で切り替えダイアログを呼び出せた、でも、メニューからも欲しい。

とりあえずプロファイル新規作成&選択可能状態の図

Profil_select

オプションで Cookie、画像、JavaScript、プラグイン、ポップアップなどの指定が可能だか未実装でまだ不可能だかよく分からない端境期のような Chromium(GoogleChrome) の今の時期、ちょっと試す、比較確認用には便利そう。
なお、『プロフィール』とメニューにあるものを『プロファイル』と呼称しているのは気分。

このプロファイルの切り替え機能、探せばもっと便利な拡張機能があったりしないんだろうか、 いや、あるに違いない (23:22現在未検索につき不明……)

【2010/02/06:変更&追記】
- レイアウトがあんまりだったので表をやめた
- ショートカット Ctrl+M で呼び出し可能だと分かったので修正
- その他小変更
【2010/02/12:訂正】
- 2010/02/06 の変更で間違ってコピペしていた部分を訂正

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月24日 (日)

GoogleChrome にてメイリオを拡張機能で何とかしてみた

言及したので補足的に。

【2010/03/19: 追記】
GoogleChrome の開発版(5.0.356.0)でも起動オプションの追加によりユーザースタイルが .css ファイルで指定可能になったのでさらなる補足
--enable-user-stylesheet
この起動オプションを有効にして実行すると
<user-data-dir>/<profile>/User StyleSheet/Custom.css
が生成されるので Custom.css を好みに合わせて適当に編集して UTF-8 BOM無し で保存

例1)
単純に全て メイリオ 強制 (全角文字を含むので必ず UTF-8 BOM無し で保存)


例2)
単純に全て Meiryo UI 強制 (全角文字を含まないので Shift_JIS でも一応効く)


※ @charset "Shift_JIS"; 等は効かないっぽい (dev 5.0.356.0) ので UTF-8 BOM無し で保存するのが無難

【2010/09/02: 追記】
ようやく GoogleChrome の安定版も ver.6 になり起動オプションは不要に
<user-data-dir>/<profile>/User StyleSheet/Custom.css
は特に何もしなくても生成されているはずなので Custom.css を適当に編集

GoogleChrome でメイリオの強制などフォント強制、スタイルを適用させるには拡張機能の Chrome Stylist(Google拡張機能サイト)/作者サイト  が強力でお勧め。
高機能であり、サイト毎の設定や、他から設定の流用もできる。

ただ、『高機能すぎて自分では使いこなせない』のと『履歴の削除で Cookie(LocalStrage) を消すと拡張機能の設定も道連れになってしまうという GoogleChrome の構造上の罠』にめげる(動機としては後者の比重が大きい)。

という訳で、設定の消えない拡張機能を求めて参考にしたサイト

これ、ほんのさわりの部分だけで全体の十分の一も読んでいない、どれもちょっと進んだだけで理解できなくなって瞬時に挫折。

そんな挫折した中途半端な状況でも、奇跡的にでっち上げることのできた GoogleChrome へのフォント強制用マイ拡張機能の元ファイルのセット(作成用バッチファイルを含む)
解凍して .css を適当に編集した後、バッチファイルで .crx を生成するか、GoogleChrome の GUI で、
レンチアイコン ⇒ 拡張機能 ⇒ デベロッパーモード ⇒ 拡張機能のパッケージ化 ⇒ フォルダを指定
として .crx 作成。
そのまま使うと「Comic Sans MS」が鬱陶しいはずなので、少なくともそこだけは編集する気になる人向け。

バッチファイルだとインストーラでインストールした GoogleChrome や PortableGoogleChrome の場合、閉じてないと新規に別ウィンドウが起きてしまうので GoogleChrome の GUI から作成した方が便利かも。
インストーラでインストールせず自分で配置した環境では、イチイチ Chromium(GoogleChrome) を閉じなくても起動したまま .crx ファイルが作成できるのでバッチファイルの方が便利、バージョンの繰り上げも。

もっとも、こういうのを自分で作るよりは幾つかの条件をみたしてくれる拡張機能がある方がずっと良い。

  1. JavaScript で書き換えるタイプでは適用タイミングに若干のタイムラグが生じるので嫌
  2. 初期化してしまっても特定のプリセットのフォント(スタイル)に戻る
  3. プリセット状態は編集可能で初期化しても飛ばない
  4. プリセットと他の設定は複数あって自由にトグルできる(三つあったら、三つ全て有効、二つだけ有効、全部無効、とか)
  5. GUI で設定できる

最短距離に位置すると思われる Chrome Stylist に勝手に手を加えるのというのは失礼な気がするし(そもそもできないし)、プリセットが自分好みである必要性からは手を加えないとどうしようもない気がする矛盾。

ほとんど偶然の産物である『フォント強制(スタイル適用)マイ拡張機能』は拡張機能のサイトをきちんと探せば、同じ事をもっと高度に実現しているものがあるはず。
ちなみに、

  1. JavaScript ではなく CSS オンリーなので適用のタイムラグは見えない
  2. Privoxy 無しでも GoogleChrome へのフォントの強制が可能
  3. Privoxy で手の出せない https へもフォントが強制できる
  4. CSS が効く順序の関係で Privoxy での CSS が後勝ちで適用されるのは前向きに解釈

のが Privoxy や 拡張機能(JavaScriptで適用するタイプ) と比較した時のメリット?
1. は単に JavaScript が書けないだけという事実の裏返し。
.css を編集しさえすれば、メイリオの強制 だろうが Comic Sans の強制 だろうが自由、Webサイト側との強制に負けない限り。

デメリットは

  • CSS 書くのはもう飽きた……
  • サイト毎の設定、、、どうすれば良いのか想像もつきません……

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月26日 (火)

GoogleChrome(Chromium) をポータブルで

GoogleChrome の安定版も ver.2 に入って結構使いやすくなってきたこのごろ。

USBメモリなどで持ち運びできるように PortableGoogleChromeIron には名前の通りポータブルだったりポータブル版があるものの若干不便。
そのままだと起動オプションが効かず UserScript 等が使えない(気がする) PortableGoogleChrome 2.0.172.8 / IronPortable 2.0.180.0(15300) 。
じきにその辺りの事も解決すると期待しつつ、何をどうしたか忘れる前に、ここいらへんで普段使い用とポータブルな持ち歩き用 Chrome メモ。
正式な使い方ではないので不具合上等の精神で。

【2009/09/03:補足】
IronPortable に関しては起動オプション追加可能だったのでこの記事末尾辺りに補足説明を追加

方針

  • 安定版である通常の GoogleChrome でなく、開発版の Chromium を GoogleChrome として利用
  • UserScript を使う (普段使い/持ち歩き)
  • ホームページ指定をどこかのwebサイトではなくてリンク集なhtmlファイルを使う (普段使い/持ち歩き)
  • プロファイルディレクトリを指定する (普段使い/持ち歩き)
  • ディスクキャッシュディレクトリをRAMディスク (z:) 上に指定する (普段使い)
  • プロキシを指定する (普段使い)
  • 最小文字サイズを指定する (普段使い/持ち歩き)
    ソース表示の時にこの文字サイズがデフォルトとして効いてくる

リストした機能の起動オプションは次

起動オプション 用途 備考/設定例
--enable-user-scripts UserScript を有効に -
--user-data-dir プロファイルの保存場所 無ければプロファイルごと新規生成される
例)
--user-data-dir=../Profil
--user-data-dir=d:/settings/chromeProfil
--disk-cache-dir ディスクキャッシュの場所 指定した場所が無ければ生成される
例)
--user-data-dir=../Cache
--user-data-dir=z:\ChromeCache
--proxy-server プロキシサーバー 例)
--proxy-server=localhost:8080
--proxy-server=192.168.0.1:8118
--homepage ホームページ指定 例)
--homepage=.\start.htm
--homepage=d:/settings/start.html

※ Chromium 3.0.182.1 (Developer Build 16871) パス区切りは / でも \ でも効く模様


Chromium を普段使いの GoogleChrome として

インストーラの exe を実行せずに適当に Chromium を配置して利用。

  1. Chromium
  2. zip を解凍すると chrome-win32 が現れるので chrome に名前を変えて次のように配置
         
    c:\apps\GoogleChrome    
    chrome Chromium の chrome-win32 をリネーム
    Profil 作成しなくても良い
    start.htm                 ホームページに使うためのリンク集html
               
  3. 起動用のショートカットを作成して一度 Chromium を実行する
    c:\apps\GoogleChrome\chrome\chrome.exe を右ドラッグ&ドロップでショートカットを作成して変更
    • 「リンク先」に起動オプションを追加、以下を全部詰め込む
      『 c:\apps\GoogleChrome\chrome\chrome.exe --enable-user-scripts --user-data-dir=../Profil --disk-cache-dir=z:/ChromeCache --proxy-server=192.168.0.1:8118 --homepage=../start.htm 』
      コピペ用
    • 「作業フォルダ」はいじらずそのまま
      『 c:\apps\GoogleChrome\chrome 』
    ここで作成したショートカットから一度起動したら何もせずにそのまま閉じる
  4. Profil に幾つかのファイルが&フォルダが生成されるので設定変更など (関係しそうなファイル&フォルダを抜粋)
           
    c:\apps\GoogleChrome      
    chrome  
    Profil  
    Default  
    User Scripts     UserScript 置き場
    Preferences Chrome の設定ファイルその1
    Local State Chrome の設定ファイルその2
    start.htm ホームページ用の リンク集htmlファイル
               
    1. 利用する UserScript を 「User Scripts 」フォルダにコピー
    2. 最小文字サイズを指定するために Preferences を編集
      "webkit" を含む行を探して無ければ次のように追加
      編集前
      (略)
         },
         "session": {
            "urls_to_restore_on_startup": [  ]
         }
      (略)
      編集後
      (略)
         },
         "webkit": {
            "webprefs": {
               "minimum_font_size": 11
            }
         },
         "session": {
            "urls_to_restore_on_startup": [  ]
         }
      (略)
      利用、設定状況によって内容が変化するので "webkit" のセクションがあれば "webkit" の "webprefs" に minimum_font_size を適当なサイズで追加するという方針。
      指定するセクションでの最終or単独項目でなければ 『 "minimum_font_size": 11, 』のように行末のカンマを付けるのを忘れないように。
    3. 【2009/05/28:追記】
      以下の暫定対応は Chromium 3.0.183.0 build 17000 以降では解決済みなので設定の参考として
      【暫定対応】
      Chromium Build 16871 の現時点ではメニューなどの表示の言語設定が 『英語(アメリカ合衆国)』 以外を選択するとメニューやダイアログの文字が小さくなってしまうバグがあるので、表示言語を『日本語』から 『英語(アメリカ合衆国)』に変更してやる
      通常のダイアログで選択できなければ 「 Profil\Local State 」を次のように編集
      編集前
      (略)
         },
         "shutdown": {
            "num_processes": 1,
            "num_processes_slow": 0,
            "type": 1
         },
      (略)
      編集後
      (略)
         },
         "intl": {
            "app_locale": "en-US"
         },
         "shutdown": {
            "num_processes": 1,
            "num_processes_slow": 0,
            "type": 1
         },
      (略)
      設定状況、利用状況でファイルの内容は変化するのでそこは臨機応変に。

以上、動作に問題がなければ普段使い用の Chromium 導入は完了。

 

Chromium を持ち運び用途の GoogleChrome として

ここでは、普段使い Chromium を直にUSBメモリにコピーせず、いったん HDD に持ち運び用の元を作成するという方針で。
(USBメモリは落っことしたり忘れたりで、データの入ったまま紛失するもの・・・、他人に見られても良い状態を作っておく)

  1. 前述の普段使い用の Chromium がある c:\app\GoogleChrome を適当な作業場所にコピー
    ここでは d:\Portable にコピーして d:\Portable\GoogleChrome という配置にする
  2. d:\Portable\GoogleChrome\chrome\chrome.exe へのショートカットを d:\Portable\GoogleChrome に作成
  3. 一つ上で作成したショートカットをポータブル用に編集
    • 「リンク先」を起動オプションを追加しつつ変更
      変更前
      『 d:\Portable\GoogleChrome\chrome\chrome.exe 』
      変更後
      『 %windir%\system32\rundll32.exe shell32.dll,ShellExec_RunDLL .\chrome\chrome.exe --enable-user-scripts --user-data-dir=.\Profil --homepage=.\start.htm 』
      コピペ用
    • 「作業フォルダ」を ”空欄” にする
    ショートカットのアイコンが「何か」に変わるはず
  4. 作成したショートカットで起動確認
  5. 持ち運び用の元にする為に必要に応じて履歴やキャッシュをクリアしたりブックマークを編集したり、あるいはそのまま何も変更しなかったり
    • Profil\Default の中に User Scripts 、Bookmark 、Preferences だけを残して他を全て削除するというような割り切りもありかも
  6. USBメモリなどに d:\Portable\GoogleChrome をコピーして持ち出し、ポータブル版として利用
    Chromium の起動は作成したポータブル用のショートカットを使う

以上、普段使い用と持ち運び用の基本的な違いはパス(配置場所)が異なっても良いように、相対パスで実行するショートカットに差し替えただけ。

ここで作成した持ち運び用のショートカットのコピーやショートカットのショートカット(分かりにくいな・・・)を作成してもそのままではうまく動作しないので、起動用バッチファイルを作成してバッチファイルのショートカットを利用した方が使い勝手は良いかも。

ChromiumKick.cmd

このようなバッチファイルを d:\Portable\GoogleChrome に保存

 

普段使い用の Chromium 更新用バッチファイル

ダウンロードして解凍してコピーして更新する、が面倒なのでルーティンワークをバッチファイルで。

7-Zip と wget が使える状態が前提条件。
Chromium更新.cmd

  1. LATEST と 前回更新時のバージョンを比較
  2. 新しいものが見つかればダウンロード
  3. Chrome が起動していれば有無を言わさず強制終了
  4. 古いフォルダごと消して新しいものを展開

というかなり乱暴な更新なので利用には注意と割り切りが必要。
セッションの復元機能は偉大なり。

そこはかとなくポータブル

IronPortable 、安定版 GoogleChrome などでも同様の使い方が可能。

  1. IronPortable
    1. http://www.srware.net/en/software_srware_iron_download.php
      からダウンロードして解凍
    2. 広告ブロックの設定ファイル iron\adblock.ini をひたすら編集するか
      http://www.srware.net/downloads/adblock.ini
      をダウンロードして必要に応じて adblock.ini を編集
    3. 以降は Chromium 利用と同じ
  2. GoogleChrome (安定版やベータ版などのリリース版)
    1. http://googlechromereleases.blogspot.com/
      にてリリースされているバージョンを把握する
    2. http://dl.google.com/chrome/install/xxx.yy/chrome_installer.exe
      という規則の URL からダウンロード可能なので数字を合わせてダウンロード
      例えば 2.0.172.28 なら
      http://dl.google.com/chrome/install/172.28/chrome_installer.exe
    3. 7-Zip など chrome_installer.exe を解凍できるアーカイバで解凍していくと chrome.7z(それっぽいサイズのファイルを解凍すると現れる) が現れるのでさらに解凍
    4. リリース番号のフォルダにひとまとめに放り込んで、適当な名前にリネーム
    5. 以降は Chromium 利用と同じ

「 --user-data-dir 」となるフォルダは使い回し可能なので、矛盾しないよう適当に配置、指定すれば Chromium 、Iron 、GoogleChrome でひとつの「 Profil 」を利用することも、別々にすることも可能(2009/05/26現在)。

IronPortable での起動オプション:2009/09/03追記

iron.exe へのショートカットに起動オプションを追加する方法ではない技があったので補足。
IronPortable.exe と同じフォルダに IronPortable.ini というファイルを作成してそこに起動オプションを記述する。

上のような感じで一行で記述。
ファイルなどの指定は、絶対パス、相対パス、どちらでも効いて相対パスの取り方は IronPortable.exe のある場所を基準。パス区切りは \ でも / でも良いらしい(3.0.197.0 build22047)
iron.exe へのショートカットに起動オプションを詰め込むよりは IronPortable.ini に記述する方が個人的には楽。



雑感

Chromium の 2009/05/26 現在 でも起きている、日本語表示指定で妙に小さくなる、というバグも鬱陶しいものの、相対パスの基準の取り方が変わったバグ(仕様?)も罠っぽかった。

追記

2009/06/05
  • ChromiumKick.cmd  を差し替え
    横でなく縦で確認できるように変更
  • Chromium更新.cmd を差し替え
    2世代バックアップを取るように変更
  • 2009/09/03
  • ironPortable  の IronPortable.ini に関して補足説明追加
  • Chromium更新.cmd を差し替え
    7-Zip の.9.05 alpha 以降 .exe の解凍で挙動が変わったので差し替え(9.05alpha, 9.06beta, 9.07beta で動作確認)
    このバッチファイルは、4.65 など 9.04beta 以前では exe の解凍展開をさせると期待する動作はしない
  • 7-Zip の exe の解凍の挙動変化に伴い若干説明変更
  •  

    | | コメント (0) | トラックバック (0)

    2009年3月 1日 (日)

    GoogleChrome にてメイリオと広告ブロックをプロキシ(Privoxy)で何とかしてみる

    かねてから GoogleChrome にあるいくつかの大きな不満点のうち二つ

    • フォントを Firefox や IE のように強制できない
      ClearType の効くフォントを使いたい、MS Pゴシック 強制が嫌
    • 広告だらけの状態

    をなんとかしたかったので httpフィルタリングなプロキシ Privoxy(ver 3.0.11) を導入。
    ニコニコ動画のつながりで オミトロン も候補に考えたものの Privoxy をなんとなくチョイス。
    httpフィルタリングプロキシで遊んでみたかったのも理由の一つ。

    【2010/01/30 追記】
    GoogleChrome でフォント強制だけを行いたい方は、オフィシャルのGoogle Chrome 拡張機能 などでスタイルを指定できる拡張機能を利用するのがお手軽です。個人的には完全解決ではないもののその辺の顛末というか現状の結果の話はこちら(2010/01/24)
    Privoxy の個人的には多少進化した用途とフィルタのサンプルはこちら(2010/01/20)、進化してもなお稚拙なのは仕様……。

    【2010/03/19: 追記】
    GoogleChrome の開発版(5.0.356.0)でも起動オプションの追加によりユーザースタイルが .css ファイルで指定可能になったので補足
    --enable-user-stylesheet
    この起動オプションを有効にして実行すると
    <user-data-dir>/<profile>/User StyleSheet/Custom.css
    が生成されるので Custom.css を好みに合わせて適当に編集して UTF-8 BOM無し で保存

    例1)
    単純に全て メイリオ 強制 (全角文字を含むので必ず UTF-8 BOM無し で保存)


    例2)
    単純に全て Meiryo UI 強制 (全角文字を含まないので Shift_JIS でも一応効く)


    ※ @charset "Shift_JIS"; 等は効かないっぽい (dev 5.0.356.0) ので UTF-8 BOM無し で保存するのが無難

    【2010/09/02: 追記】
    ようやく GoogleChrome の安定版も ver.6 になり起動オプションは不要に
    <user-data-dir>/<profile>/User StyleSheet/Custom.css
    は特に何もしなくても生成されているはずなので Custom.css を適当に編集

    お世話になったサイト

    この手のノウハウ系では先駆者の方々にはいつも感謝です。

     

    GoogleChrome の起動オプション

    HDD から起動しても良いと思えるレベルになったのと、ディスクキャッシュの指定が可能になったので起動オプションを一部変更。 GoogleChrome を丸ごとRAMディスクにコピーして起動していたのをやめたのが以前との大きな違い。GoogleChrome (PortableGoogleChrome 2.0.167.0) の現在の起動オプション。

    • --user-data-dir=../Profil
      GoogleChrome 本体の chrome.exe の一つ上の階層に Profile を (PortableGoogleChrome のデフォ)
    • --enable-user-scripts
      user data ディレクトリを指定しているのでその中 Profil\Default\User Scripts として「User Scripts」フォルダを作成
    • --disk-cache-dir=z:/GoogleChrome
      ディスクキャッシュをRAMディスク(z:)に指定
    • --proxy-server=192.168.0.1:8118
      プロキシ(Privoxy) を指定

    以上を踏まえてショートカットのリンク先には次のようなものを幾つか作成して適当に使い分け。

    プロキシ有り、ユーザーデータディレクトリを指定、ユーザースクリプト有効、ディスクキャッシュをRAMディスク(z:)へ指定

    プロキシ無し、ユーザーデータディレクトリを指定、ユーザースクリプト有効、ディスクキャッシュをRAMディスク(z:)へ指定

     

    Privoxy の設定

    Privoxy の変更点だけメモ。
    基本的に GoogleChrome でWebをあちこち見ることはない(メインブラウザはFirefox)ので、自分の行きそうな場所のみ設定。
    あまり真面目に消していない(正規表現ムズカシイ・・・)ので一部見苦しいのはご愛敬。

    config.txt

    フィルターファイルが多いのは文字コード違いを吸収する方法が分からなかったので苦肉の策

    • ファイル名の文字コードの通りにフィルターファイルを使い分ける
    • LAN 内での利用
    • Privoxy のオン/オフをショートカットやブックマークレットから利用可能にする
    • ニコニコ動画は NicoCache_nl を通す

    user.action

    • 一部の広告、スクリプトはバッサリ落とす
    • 汎用フィルタは断念して各サイトごとにフィルタリング

    user-SJIS.filer

    SJIS で保存。このフィルターファイルは基本の共通設定となるものも記述。
    ここに ClearType なフォント『 MeiryoM(※注1) 』を body への style で無理矢理指定。

    user-UTF8.filer

    UTF-8 で保存。UTF-8 なサイト用の記述。

    user-EUC.filer

    EUC で保存。EUC なサイト用の記述。

    • Yahoo! JAPAN 関係は収拾つかなくなったので「どれかヒットするハズ、誤爆やむなし」で放置

     

    試行錯誤の過程

    そもそも広告ブロックより、フォントを何とか強制したい、が念頭に。

    1. フォント名を『メイリオC(※注2)』で指定しようとした時、UTF-8、SJISなどコードページの違いで2バイト文字を含むフォント名入れ込みに失敗
      • 初めは無いフォントをデタラメに指定すればブラウザ指定のフォントになると思ったら、忌むべき MS Pゴシック が勝つ場合が
      • UTF-8 でフィルターファイルを保存すると、SJIS のサイトでアウトになったりならなかったり
    2. 複数のフィルターファイルを指定できることに気がついたので、各文字コードごと「分離」して複数のフィルターファイルそれぞれへフォント指定
      【!】試行錯誤中の設定の一部抜粋
      (結果的に失敗、フォント名に2バイト文字を含む時にこうやってバラで指定するしか無いんだろうか、という疑問が残る)
      • user.action
      • user-SJIS.filer
      • user-UTF8.filer
    3. で、うまくいったと思ったら Yahoo! JAPAN の微妙な文字コード混在サイトの存在により一部で不細工な結果に
    4. フォント名に2バイト文字を含めないようにしたフォント『MeiryoM(※注1)』を別途作成して指定する方向に路線変更
      • フォント MeiryoM(※注1) を body への style として指定
    5. フォントまわりの指定をしてみるテスト
      • フォント MeiryoM(※注1) を body への style として指定、ついでにリンクの下線を通常時は無しで下境界線破線、マウスオーバー時に下線表示

        やりすぎ
      • ユニバーサルセレクタでフォント MeiryoM(※注1) を指定

        やる前から分かっていたものの、かなり悲しい結果に
      リンクの下線消し程度ならともかくこれらはやり過ぎたのでテストのみでボツ

    フォント関連以外では汎用フィルターを作ろうとするも挫折、結局サイトごとに記述することに。
    div の id="Ad" や noscript 部分の削除とかで結果的に誤爆するサイトは嫌がらせにしか思えないし、document.write で逐一広告を書き込んでくるサイトの努力は買うけど・・・。

    文字コードを意識せずにすむ、もっとスマートな方法をご存じの方教えてくださいませ。

     

    雑感

    それにしても、サイトの中で文字コードを混在させる Yahoo! JAPAN のツギハギっぷりには笑った。

    GoogleChrome がメインブラウザになるための条件として本質的には、自分の表示したいフォントで固定、Firefox の AdBlock+ のようなスマートな広告ブロック、が必須な事に昔も今も変わりない。
    『ブラウザでのフォント指定』+『Privoxyによる書き換え』、 で 100% のWebサイトでの対応はありえなくても 90% 以上でフォントの強制が有効になったはず、 Web サイトで ClearType なメイリオ系 で表示できるようになったので良しとすることにする。
    広告ブロックよりもこの点が満足度が高い。

     

    【補足】

    • 【※注1】 MeiryoM はメイリオを改造した自前のフォント
    • 【※注2】 メイリオC はメイリオを改造した自前のフォント

    | | コメント (0) | トラックバック (0)

    2008年12月 2日 (火)

    GoogleChrome に独立したプロキシ設定

    一時盛り上がって正式版を前に今はやや沈静化したかのような GoogleChrome 。
    設定を調べるのにちょっと手間取ったのでメモ。
    動作確認バージョンは Portable GoogleChrome 0.4.154.29 。

    GoogleChrome は設定の一部を InternetExplorer の設定から引っ張ってくる。
    プロキシの設定がそれで、InternetExplorer の設定に「自動構成スクリプト」を使っていると今のところ proxy がまるっきり効かない。

    【2009/05/01:追記】
    プロキシ設定を 「自動構成スクリプト」 で file://c:/home/proxy.pac のようなローカルファイルに指定した時
    ver 2.0.168.0 / Iron ⇒ NG
    ver 2.0.172.8 / PortableGoogleChrome ⇒ NG
    ver 2.0.178.0 (14926) / ChromiumOK
    という結果だったので、もうじき安定版でも 「自動構成スクリプト」 が効きそうな気配

    【2009/05/28:追記】
    Chromium 2.0.181.0 build 16192 (5月15日ぐらい) 辺りからは --proxy-pac-url という起動オプションも使えるようになっているので、IE と GoogleChrome で 自動構成スクリプトを使い分けるなんてことも可能になっているので安定版に期待。

    【2009/10/02, 2009/10/27:追記】
    安定版でも --proxy-pac-url でローカルのPACファイル指定が可能になったので、stable の 3.0.195.24 での IE とは別の GoogleChrome への個別設定例

    起動オプション 用途 備考/設定例
    --no-proxy-server プロキシを無効 他に優先。Chrome での指定、IE の設定が有効でもまとめて無視
    --proxy-server プロキシを指定 例)
    --proxy-server=<ホスト:ポート>
    --proxy-server=server.home.local:8080
    --proxy-server=192.168.0.1:8118
    プロトコル毎に指定 例)
    --proxy-server="プロトコル=<ホスト:ポート>"
    --proxy-server=http=192.168.0.1:8080;ftp=192.168.0.1:8080
    --proxy-server="socks=SOCKS5://192.168.0.1:1080"
    (http, https, ftp, SOCKS が指定可能らしい)
    (複数指定時はセミコロンで区切る)
    (SOCKS は SOCKS4:// か SOCKS5:// か SOCKS:// で指定)
    (SOCKS:// だと SOCKS4:// 扱いっぽい)
    (指定は "" で括っても括らなくても効くらしい)
    --proxy-bypass-list プロキシの例外を指定 例)
    --proxy-bypass-list=<カンマ区切りで複数可>
    --proxy-bypass-list=www.google.com,www.google.co.jp
    --proxy-bypass-list=https://*,*.smilevideo.jp,*.google.*
    (適当にワイルドカードでマッチさせても効くらしい)
    (PACの設定に負けるので、組み合わせるなら --proxy-server と)
    --proxy-pac-url PACファイルの指定 例)
    --proxy-pac-url=<URL>
    ローカルファイル指定時のパス区切りには \ でも / でも指定が可能っぽい
    --proxy-pac-url=c:\apps\GoogleChrome\proxy.pac
    --proxy-pac-url=c:/apps/GoogleChrome/proxy.pac
    --proxy-pac-url=file://c:/apps/GoogleChrome/proxy.pac
    --proxy-pac-url=file:///c:/apps/GoogleChrome/proxy.pac
    適当にどれでも設定が通る……

    ※備考/設定例 は stable の 3.0.195.24 と chromium 4.0.221.1 (Build 27836) での話。

    dev の 4.0.213.1 や chromium では
    chrome://net-internals/proxyservice
    をアドレスバーに入力するとプロキシ設定のちょっとした確認に便利かも。
    ※起動直後いきなり確認しても適切に表示しない場合もあるので何処かにアクセスした後に確認する
    ※stable の 3.0.195.24 では機能しない

    (覚え書き)
    ローカルで相対パス指定が思ったように出来ない?
    chrome.dll と同じディレクトリに proxy.pac を置いて次の何れかの場合は効く
    --proxy-pac-url=file:///proxy.pac
    --proxy-pac-url=file:///./proxy.pac
    --proxy-pac-url=file:///../proxy.pac
    相対パスという訳でも無さそうなのでバグ? 想定していない仕様?

    2009/10/27 追記分は、『プロトコル毎の指定』と『覚え書き』

    【2011/04/28:追記】
    GoogleChrome 11.0.696.57 で about:flags の「試験運用版の拡張機能 API」を有効にすればようやくサンプル拡張機能の Proxy Settings が stable でも利用可能になった。
    このときから随分待たされたともいえるし、お試しAPI有効化が必須なのでまだこれからとも。あと一息で他の"使える"拡張も対応してくれるんじゃないかと。
    なお、これが、このエントリでの最後の追記。

    そこで GoogleChrome には個別のプロキシ設定を与える為に以下のような起動オプションを渡してあげると効く。

    > chrome.exe --proxy-server=192.168.0.1:8080

    細かい調整ができないのが難であるものの、InternetExplorer と独立した設定ができるようになる事のメリットの方が大きいのでこれでとりあえず妥協。
    メインブラウザに使っているわけでもないのでこの程度でも良いけれど、将来的には本体もしくはアドオンで FoxyProxy ぐらいの事ができるようになって欲しい。

    【2009/03/20:追記】
    2009/03/01 : GoogleChrome にてメイリオと広告ブロックをプロキシで何とか
    で用いた Privoxy を使えば、広告ブロックなどだけでなく、プロキシの振り分けも可能

    現時点では直接 HDD から GoogleChrome を起動せずに RAMディスク(z:) に丸ごとコピーして使っているので、起動用バッチファイル的には次のような感じで実行。

    chろめ.cmd

    あまり真剣に調べていないのと今ひとつ美しくないので、実はもっとスマートに細かく設定できますよ、という情報をご存じの方は是非教えてくださいませ。

    | | コメント (0) | トラックバック (0)