2006年に観た映画

2006年9月 3日 (日)

時をかける少女

今後見ることがあったとして、きっとその度に観る”旬”を逃してはならない焦燥感に駆られる映画。
見える風景、背景、ここ数年の期間であるとしても、2006年の今を切り取ったように感じさせる。少し未来の風景に、過去を溶け込ませて馴染ませた景色も嫌いではなく、むしろ好きな部類。それでも、今の今だけを感じさせる風景もかなり貴重で鮮やか。
なぜ、今、だけを鮮烈に感じたのか今もって不明。

繰り返さないループの輪の外に居る”魔女”の醸し出す違和感、全て別人のような違和感が一つのスパイス。
前向きで気持ちの良い映画。

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2006年8月26日 (土)

ゲド戦記

巷に酷評の噂が溢れている気配にある種の期待を持って観に行く。
評判が浸透した後という事と遅い時間の映画館ということもあってか、エンドロールが始まっても席を立つ人が非常に少ない。映画館は2割程度の入りで人が少ない事を考慮しても殆ど席を立たない、ハッキリ言って意外。

単純につまらない、というだけで時々出くわす、腹が立つ映画、の類ではなかった。
が、ちゃんとした人使おうよ、とだけは言っておきたい。
こだわりと思い入れがあまり感じられない。

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2006年8月10日 (木)

サイレントヒル

バイオハザード、あれはゲームをやっていたので、展開とシーンだけで十分楽しめた。
この話は、展開ではなく、ストーリーがあって成り立つ物、という気がする。
アイテムを要所でゲットしながら進むのかと思っていたらそうでもなく。
横の方に座っていた人の映画館が明るくなって開口一番「後味悪っ」というのはこの映画、この類の映画を見に来るなら筋違いな感想というものでしょう。
帰りに出る時、ゲーム体験済みと思われる4,5人連れは満足した様子で語り合っていたので、少なくとも悪い出来ではなかったらしい。それだけに、訳が分からないという印象が強い。
パラレルな世界に入っていったのは何の否定もしない、ただ、結末は得たけれど、クリアした、感が乏しい。

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2006年7月15日 (土)

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

「マーチ!」
の一言で前作の評価が自分の中で決まったのは懐かしい思い出であり、得した楽しい映画だったのは前作。

で、観に行ってみると、確かに面白くはあっても、暗いシーンがちょっと多くて少し観辛い。明るくして明瞭なアレ見せられれも困るわけではあるものの明るいシーンは多めにしてほしい映画。トムとジェリーを人の実写(SFX?)でやればこうなる、という感じがして面白く笑える。

2,3作を同時に撮ったの知ったのは本作を見て家に帰ってから。
なんというか、とりあえず「逃げろ犬!」という点はおそらく最後まで見ていた人の9割9分の願い。
残りの1分は、そのまま君臨し続けろ、ぐらいか?

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2006年6月26日 (月)

ダ・ヴィンチ・コード

原作未読で見るので、巷の評判の何が根本的に悪かったのか分からない。
フツーに映画として成立している様に感じたのは感性が間違っているのか?
展開、とか、種明かし、とかはアホらしさ全開で、むしろネタ映画を観に行ったと思えば何の腹の立つ要素でもなく、純粋に楽しめた訳で。
警察の車が殺到するところなど、ルパン三世、銭形のとっつあんですか、という気すらしてくる。
真面目に見る気が無かったのは失礼かもしれないけれど、そのレベルで見ていると破綻無く楽しめたのも率直な感想。

ただ、何が一体ダ・ヴィンチ・コードだったのかが大いに謎。
まさか、あの絵の形、というか配置だけで「ダ・ヴィンチ」を引き合いに出したとも思えない。

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2006年6月24日 (土)

M:i:III

ぴょーん、と塔と塔の間をジャンプしてくれるのかと一瞬勘違い。
振り子でGo!
な技でクリア。

前作にみた、こだわりの美学、のような雰囲気が希薄で少し物足りない。
長さは感じない、それなりに時間分楽しめたので良い映画といえば良い映画。

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2006年4月22日 (土)

ナルニア国物語

まず、サンタ。
赤白のコスチュームでないと、サンタをサンタと納得するまで多少の時間が必要。
例によって原作未読で臨んだ映画、やっぱり肌に合わないなと言うのが偽りの無い感想。
漫画チックな主人公のレベルアップクエストが無いので、唐突に解決されると消化不良気味。
悪いから悪、悪だから悪、という雰囲気が好きでないというのが多分にあるのでそこら辺もマイナス。

絵、世界観は綺麗に一本通っているので、きっと愛されながら作られた映画には違いないと感じはする。

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2006年3月 4日 (土)

機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛

話、部分的に満足、部分的に不満、総じて満足ちょい手前?
頭の中で話を補完しつつの条件付きのストーリー。
ケチを付け始めれば際限なく、ともなりそう。とはいえ、一応の形を見た気がする。
歴史が色々変わってしまったようでパラレルワールドに入り込んだのか、こちらが正当なる歴史となるのか。削られた部分で話が繋がっているから何が史実になっているのか、何が無かった事になっているのかなんとも分かりづらい。
自分では分からない事が分からないなりに楽しめたのでまあ良し。

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2006年2月19日 (日)

ナイト・オブ・ザ・スカイ

ミラージュ2000 が珍しかったので見てみる。それ以上でもそれ以下でもない。
DiscoveryChannel を見ているとアメリカの航空機は頻繁に見ても、ミラージュはまず見ない。

映画が始まってすぐに思い知らされたのは音がショボい。スピーカーがただ震えているだけ。内容には期待していなくても、音には参った。そもそも戦闘機の出てくる映画は極力見ないようにしていた理由を思い出した。映画ではどうしても音に不満が出るから。話は適当でも構わないけれど之だけは譲れない。
その事を思い出した点では収穫のあった映画。

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