配役の変更で知る人は誰もが思ったかもしれない、
クロトワからクシャナ殿下へ、
クロトワの夢は13年、 『短けぇ夢だったよなぁ』にはちょっと長かった13年、
『夢』になるはずがないと、変わる事を想像だにしていなかったのに、 意外にも『夢』が現実になってしまったかもしれない
2.0
何が変わったのかをその場であまり思い出さないようにするため、特にDVDを見直して復習(予習?)する事なしに映画館へ Go!
一列前のカップルが、女子⇒正座をして見るような勢いの食いつきっぷり、男子⇒ダレてフラフラしやがる、という状態で「鬱陶しいから寝てろ」とか思っていたら半分ほど進んだ辺りで観念したのかおとなしくなった、後で反省会開いてフルコースでみっちり教育しとけ、と。
映画館にはこの手の席のリスクがあるのはしかたないし、今日(12日)みたいに混んでいる以上は諦めるしかない。。。
CG がイノセンスっぽく、オレンジ基調。グリーンがベースではなくなって、イノセンスとの統一感は出ている。
あからさまな CG とのギャップは大きいものの、CG は CG 、そうでない部分はそうでない部分、と割り切ってしまえば全体を通してみると昔のままなので
某ガンダム 程つなぎごとの違和感は少ない。
冒頭 CG にする必要有ったのか正直微妙。
さらにその前の出だしの断りが無くなったのは、そんな前置きなぞ不要になった今の世の中の変化そのもの、正当な削除。
オープニングがさりげなく艶っぽくなっていると見るべきか、人形の強調なのかは判断が付きかねるところ。
声が変わっているのはともかく、音の印象が結構違うところが多かったのは意外。
この印象の違いが映画館の記憶のものなのか、DVDの比較なのかは不明というか曖昧。
可哀想な男の部屋のTVがカラーだったのが、モノクロになったのが虚ろさが増していて良いか、もっともTVだけではなく全体的にモノクロ化していたシーンではある。
ほかにもなぜか信号機が印象的、なんか変わったような気がするけど同じかもしれない。
ヘリ、飛ぶものが全面的にイノセンス化しているのは CG 化とはまた別の意志を感じる。
男性の声から女性の声になった事で、”会話”の第一声から融合が始まったかのようですらある。
男性の声の時は、明らかに異質で無機的なものを即断即決で受け入れての意外性をもった融合、だったように感じられたものが、互いに共鳴し合う者同士のなるべくしてなった融合、に変化したようにも感じる。
ただし、昔は、カンヌのワールドプレビューの動画を先に見てから映画という流れだったので、逆に男性の声に大きな違和感があった(今書いてて不安なのがこの順序の記憶は正しいのか?)。
カンヌのワールドプレビュー動画
女性の声になった事、”彼”から”彼女”に変わった事での違和感が無いかと言えば嘘になるけれど、いきなり融合の気配が漂う、に変わったことで違和感というよりまるで別物に変えたのかというある種の感心の方が大きいとも。
当時映画館で『あの台詞が気に入らない』的な事を2回ほどその場にあったアンケートに書いて出したら Tシャツ送ってきたのは懐かしい思い出。Tシャツが懸賞だったのかが今でも謎、面倒な奴と思われて手切れ金代わりだったのかなぁ、と。
今回も注目したその台詞、シャイなバトーくんはシャイなままでも、今回なんか勢いが減ったというか控えめ。
逆にこれではイノセンスに繋がらないのではとさえ思えてくる。
年月の流れがこう落ち着かせるのか?
2008/07/13 追記 ライバルが”彼”から”彼女”に変わったからトーンダウンしてるわけでしたか、なるほど
ほかに、チビ素子が直近の刷り込みで、もしも和服着せてりゃパロディだよな、と思えたりするのは個人的な蛇足。
色々方向性が変わったと感じたこの映画。
翼の生えた奴がいなかったのか、うっかり瞬きしてしまったのか。
これが最大の疑問。