映画・テレビ

2012年11月 7日 (水)

Curiosity:好奇心の扉 航空機事故は解明できるのか?

ディスカバリーチャンネルの『Curiosity:好奇心の扉 航空機事故は解明できるのか?』、シンプルな疑問を明快に見せてくれた。

墜落のデータの詳細分析部分は思っていたほど出てこず、実験の過程がメインの番組。
無線操縦追跡用のプロペラ機の本番直前での故障はまるで仕組まれた演出なのかと、実験の成功後なら笑って良いところ、多分。

無線でのコントロールを失った時のための自爆スイッチのようなモノ(エンジンをカット)、あるいは墜とす備えをしていたのか?
墜落時、約2時間分もの燃料を残していたのだからセスナが追いつけずにコントロールを失っていたら?

という素朴な疑問も。

ともあれ実機での実験の結果は興味深かった。
番組で出されたデータの詳細は期待していたより少なめでも、『まぁ、やっぱり機首付近は危ないよね』という漠然とした予想が数字で裏付けられると強烈に説得力を持ってくる。
墜落時、機首付近で最高12G、翼の付け根付近で8G、機体最後方で6G、という数字を見るだけでもこの番組を見る価値があった。
実際の墜落におけるの降下率がどの程度のものかは知らないけれど、墜落実験予定の毎分600mが実際は毎分400mの状態でこれなら、と考えずにはいられない。

コマーシャルでは「なにそれ?」的な番組宣伝も挟まれていたけれど、さすがはディスカバリーチャンネルと賛辞を送っておきたい。

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2009年6月 6日 (土)

ターミネーター4

何がきっかけで引き戻されるかはわからないもんだな、と実感。

ターミネーター4。
先行上映を比較的大々的にやっていたので見てみる。色が薄い、セピアな世界、まぁそういう未来像なんだろうと。
SF ではありがちなモノトーンな映像。なんというか、抜けるような青空、のような明るいシーンを見たい、とかなり抑圧された状況になりつつも、まぁ、こんなもんなのかね、等とそれなりに見ていた。

終盤に差し掛かったワンシーン、VAIO の Type U の UX
コイツで何もかも本格的に冷めた。
SONY Picture Entertainment 、大雑把に言って SONY の PC 以外が出てくる可能性はきわめて低いのは見る前から分かりきったことで、この映画で今ある VAIO が出てくるのはこのシーンだけでは無い。「ここで、コレを出すか」と思った瞬間に冷めた。

UX を時間軸に当てはめると15年前のPCを使っている、ガワが昔で中が最新という設定があったとしてもそんな感じ。
UX に先進性が無かったとかそんな事ではなくて、むしろ UX が他にない PC だったからこそ使われた、とは思う。
ただ、ここで ターミネーター4 はあくまでも現実の今の時間軸の先に設定しているような気がして冷めた。

たとえば、DATウォークマン、あり得たけどあり得ないものが出てくるだけで、決して交わることのないよく似た別世界のお話、という意識付けがされたよな、気がつくとそう比較していた。
本編前の予告(DATウォークマンの続き)が流れていた時の危惧、コレを見ている時が今日のピークだったらどうしよう、が現実になったのかなとも思った。

A-10 が飛び回る事に関しては 「へー、A-10、久しぶり」と流していたのが不思議な気もする。

ターミネーター3 の時には、救いがないなという気はしても「”わっか”を繋ぐ」というところで面白いと思った、救いが無い話が嫌いという訳でもないし。
今回の ターミネーター4 は人に勧める時、何か語れ、と言われたらかなり困る。
凄くても面白味に欠ける。

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2009年4月 5日 (日)

リアルタイム性

昨日、今日と速報がTV画面に現れることがしばしば。

速報とは関係なく昨日、TBS で春の大感謝祭なるクイズ形式の番組。
このクイズ番組、双方向通信で視聴者参加型でクイズに答えることができる、で、クイズなので早押しタイマーがある。
アナログ放送と地デジとで、2秒程度の差がある(普通にTVの映像処理を通した状態)。
旧来なアナログTVで見ていると、2秒先んじて選択肢が確認できるので、2台両方見られるようにすれば地デジ放送に先行してボタン連打で早押しに有利な状態ができそう。
クイズでない所にうんざりしてチャンネルを変える、戻る、既にクイズのエントリー終了、の繰り返しだったので、実際のクイズは答える事ができなくて効果の程は不明。
ただ、アナログとデジタルの経路の違いでイカサマ(?)が可能かもしれないリアルタイム性の崩れがみてとれた。

 

今日、昼過ぎの記者会見の生放送で、概ね以下のような感じで差が付いていた。

速い   >    >    >    >    >    >    >  遅い
アナログNHK + + + + + + + + + + NHK +  +  + フジ ++ 日テレ
テレ朝
TBS
通常 通常 L字 L字

アナログNHKと地デジNHK には言うまでもなく超えられない壁、緊急地震速報には辛いよね、というのがこれまでの個人的な認識。

ところが今日、アナログと地デジの差だけでなく地デジ各局間でも結構な差がでることを知った。
NHK とは大きな差で、明らかに民放が遅い。
あるいは、通常とL字で差がついたというなら、L字が明らかに遅い。

民放各局間の差は小さいものの、フジがワンテンポ確実に速い、それに続いてTBS、日テレとテレ朝ははほぼどっこいどっこいの最下位グループ。
2画面で見比べつつ左右を入れ替えてもこの傾向があったので、2画面の癖ではなさそう。
アングルが違ったので共通映像でもなさそう。
民放各局のL字処理の違いで遅延が生じたのか、中継の経路がTV局ごとに異なるから時間差が生じたのか。
0.5秒も差があるわけではないけれど意識できる差が確実に出てきている。

アナログ停波後はどこを見ていても手遅れ、という何もかも終わった前提抜きに、地震速報を流している最中に大きな余震、本震がくるとすれば、コンマ一秒でも遅れのないTVを見ていたいもの。

映像処理の速いTVと遅いTVでも意識できる差があるなら処理の速いTVを選んでおきたいかもしれない。
良かれと詳しくしているL字がほんの僅かでも差を生むとすれば緊急時のTV局選びは微妙な気分にさせられるかもしれない。

 

ところで、一覧にないテレビ東京は仲間はずれにしたわけではなく、比べようがなかったというだけの話。

こういう時のテレビ東京の動じ無さっぷりは相変わらず鉄板。

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2009年3月13日 (金)

IT 再び

昨日に続きホラー系?

IT が映画化されるらしい

TV映画のものはレンタルで見た。
途中まではいい感じで来ていたのに、終盤ガッカリな展開、原作は知らない。
実体のないままラストを迎える展開なら良かったのに何故あんなにチープな展開、ラストになるのか。
消化不良な謎が残されたとしても、正体不明のままで押し切ってくれればよかったのにと思わざるを得なかった。

同じホラーでも クリスティーン は個人的に大ヒット。
話の設定はこちらの方が陳腐な話に感じるけれど、そこらへんにあるもの、だけで成り立っている名作。

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2009年3月12日 (木)

違う 14歳

今朝、テレビ欄に「14歳」というドラマのタイトルを見つけたので、『アレがドラマ化されたのか?!』と心踊ったら別の話だった。
こちらの「14歳」なら見たのに。

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2008年8月 2日 (土)

スカイ・クロラ The Sky Crawlers

ミラノ1、もう少し傾斜があると前の人の頭が邪魔にならなくて良いんだけどなぁ、と考えつつ前を見ていると、その視線の先にタイガーマスク発見。去年、今年とほとんど映画館に足を運んでいないせいもあるけれど、すごい久しぶりに見かけた。
この人、格好が奇抜なのは見たまんまなのでその不思議さはおいといても、いっつも最前列に座って映画見ているのか、というのも謎、マイナー系な時にも見かけるので、手当たり次第映画に入っていそうではある。

そんな新宿ミラノ1 で スカイ・クロラ The Sky Crawlers 。
日経夕刊の映画評でポニョ、スカイ・クロラと二日続いたのを読んだぐらいで、他は攻殻2.0で見た予告程度の予備知識。
原作はいつもながら未読。

予告を見たときには正直、残念な出来か?!、と思ってしまっていた本業が声優でない方々の演技、映画が始まってみると気にしなければ気にならないかもしれない気になってきたので、概ね気にしたら負け。

出だしで、MORI Hiroshi、この表記が気になったのでずっと追いかけると、この原作者の方だけがこのパターン。
Kenji Kawai を KAWAI Kenji に Mamoru Oshii を OSHII Mamoru にしたら別人の気がする。
と思いつつ本編突入。

なんで着任早々嫌そうな顔して迎えられるのかが違和感有りまくりで引っかかっる。
タバコより意味ありげなマッチ、それを気にするかのような犬。

今まで以上に犬がこれでもかというぐらいウロウロしている、なにか開き直った感じすらする。
特別な飛行機にだけ反応しているのかと思ったら、後半全ての飛行機に反応していた犬。
ただ、途中、ネコが出てきたのは驚いた。誰の趣味なのか、何かの取り引きで出されてきたのか、とにかくネコは珍しい。

何で右ドア開く?、そういや左ハンドル、と。
タバコに口紅がつかない、軍人(戦争屋?)だからか、と見ていると、そのまんま口紅を付けてきてみたり。
新聞を折りたたむ同じ癖というには変だろう、等と考えたり、スタッフロールの手前でどれだけ”ストック”があったんだ?、と考えたり。
スタッフロールのその先、最後まで見ると誤解してるかなと思わないではなくても冒頭で引っかかったのを含めていろいろ氷解。

スタッフロールのその先があったのは”親切設計”なのかもしれないし、強調なのかもしれない。
驚くべきところで驚けた気がするので、原作未読、展開知らず、で臨むのが正解に思える。
驚くというより、合点がいく、か。
最後にマッチは音だけ。
『ショーとしての戦争』
間違いなく押井作品。

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2008年7月12日 (土)

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0

配役の変更で知る人は誰もが思ったかもしれない、

クロトワからクシャナ殿下へ、
クロトワの夢は13年、
『短けぇ夢だったよなぁ』にはちょっと長かった13年、
『夢』になるはずがないと、変わる事を想像だにしていなかったのに、
意外にも『夢』が現実になってしまったかもしれない
2.0

何が変わったのかをその場であまり思い出さないようにするため、特にDVDを見直して復習(予習?)する事なしに映画館へ Go!

一列前のカップルが、女子⇒正座をして見るような勢いの食いつきっぷり、男子⇒ダレてフラフラしやがる、という状態で「鬱陶しいから寝てろ」とか思っていたら半分ほど進んだ辺りで観念したのかおとなしくなった、後で反省会開いてフルコースでみっちり教育しとけ、と。
映画館にはこの手の席のリスクがあるのはしかたないし、今日(12日)みたいに混んでいる以上は諦めるしかない。。。

CG がイノセンスっぽく、オレンジ基調。グリーンがベースではなくなって、イノセンスとの統一感は出ている。
あからさまな CG とのギャップは大きいものの、CG は CG 、そうでない部分はそうでない部分、と割り切ってしまえば全体を通してみると昔のままなので 某ガンダム 程つなぎごとの違和感は少ない。

冒頭 CG にする必要有ったのか正直微妙。
さらにその前の出だしの断りが無くなったのは、そんな前置きなぞ不要になった今の世の中の変化そのもの、正当な削除。

オープニングがさりげなく艶っぽくなっていると見るべきか、人形の強調なのかは判断が付きかねるところ。

声が変わっているのはともかく、音の印象が結構違うところが多かったのは意外。
この印象の違いが映画館の記憶のものなのか、DVDの比較なのかは不明というか曖昧。
可哀想な男の部屋のTVがカラーだったのが、モノクロになったのが虚ろさが増していて良いか、もっともTVだけではなく全体的にモノクロ化していたシーンではある。
ほかにもなぜか信号機が印象的、なんか変わったような気がするけど同じかもしれない。
ヘリ、飛ぶものが全面的にイノセンス化しているのは CG 化とはまた別の意志を感じる。

男性の声から女性の声になった事で、”会話”の第一声から融合が始まったかのようですらある。
男性の声の時は、明らかに異質で無機的なものを即断即決で受け入れての意外性をもった融合、だったように感じられたものが、互いに共鳴し合う者同士のなるべくしてなった融合、に変化したようにも感じる。
ただし、昔は、カンヌのワールドプレビューの動画を先に見てから映画という流れだったので、逆に男性の声に大きな違和感があった(今書いてて不安なのがこの順序の記憶は正しいのか?)。

カンヌのワールドプレビュー動画

女性の声になった事、”彼”から”彼女”に変わった事での違和感が無いかと言えば嘘になるけれど、いきなり融合の気配が漂う、に変わったことで違和感というよりまるで別物に変えたのかというある種の感心の方が大きいとも。

当時映画館で『あの台詞が気に入らない』的な事を2回ほどその場にあったアンケートに書いて出したら Tシャツ送ってきたのは懐かしい思い出。Tシャツが懸賞だったのかが今でも謎、面倒な奴と思われて手切れ金代わりだったのかなぁ、と。
今回も注目したその台詞、シャイなバトーくんはシャイなままでも、今回なんか勢いが減ったというか控えめ。
逆にこれではイノセンスに繋がらないのではとさえ思えてくる。
年月の流れがこう落ち着かせるのか?

2008/07/13 追記
ライバルが”彼”から”彼女”に変わったからトーンダウンしてるわけでしたか、なるほど

ほかに、チビ素子が直近の刷り込みで、もしも和服着せてりゃパロディだよな、と思えたりするのは個人的な蛇足。

色々方向性が変わったと感じたこの映画。
翼の生えた奴がいなかったのか、うっかり瞬きしてしまったのか。
これが最大の疑問。

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2008年6月26日 (木)

今年は7月19日

去年は 7月21日(土) に地上波。
今年は 7月19日(土) に地上波。

今年はフジで宣伝しそうな映画はない、ような気がする。
去年は宣伝をダラダラ流していたので、多いに不満が

で、「時をかける少女」、ようやく Blu-ray でも発売される、それが 7月25日(金)。
この宣伝なら許せる。

BD の内容を確認すると

「アートギャラリー」*新規特典

なんだろう、これ。
そもそも、BD再生視聴環境が無いので、勢いで買ってもオアズケ必至。

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2007年12月26日 (水)

テレビを純粋に見るよりも

何の気なしに夕刊のテレビ欄を眺めていたら思いもよらないものが2つ。
同じ日に被るとは、被っているのか合わせてきたのか、偶々なんだろうけど。
『イノセンス』と『深紅』

20071226tv_2
(infoseekのテレビ欄から)

まぁ、どちらもブツ切りにされるテレビの地上波では見たいとは思わない訳で。
ただ、実況系の掲示板やニコニコ動画の合わせ技ならテレビで流す価値はあると思う。

当時観たときの感想はこんな具合だった、 『イノセンス』、『深紅』。

さてどうしよう。

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2007年9月 9日 (日)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

先週土曜日の日経の朝刊、一面のアレに書かれているのを読むまでは特に見に行こうとは考えていなかった。
それを見て、唐突に見に行こうと9月1日に行くも、19:15の回へ時間ぎりぎりで行くと立ち見、なので回避。

そんな訳で今週見に行った「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」。
オフィシャルに「シネマスクエアとうきゅうほか全国ロードショー」とあるのに、大きな器の「新宿ミラノ」でやっているズレが。
初日だけミラノで翌週から新宿東急あたりに移っているかと思ったらそのままミラノ。

八面体の一番無機質に思えたラミエル、すんごい変わりよう。
綺麗にピカピカさせてるだけかと思ったらさにあらず。
「円周部を~」
とかいう台詞も無いなと思ったら、そーいう訳ですか、という納得の動き(?)。

プラスアルファが、というより、全くの新規の話として十分に楽しめた内容。
画が綺麗なだけかという先入観はあっさり覆され、時間分は素直に楽しめる。
ついでに言えば、hp(だったような)を使いたいとかビールを飲みたいとは思わなくても、UCC缶コーヒーは飲みたくなる。
LAWSONで買うのが由緒正しい行動と。

次からは全く違う世界へ突入させる雰囲気満載の次回予告。
発散して終えるのか、収束へと向かうのかが今からハラハラさせられる。

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