Curiosity:好奇心の扉 航空機事故は解明できるのか?
ディスカバリーチャンネルの『Curiosity:好奇心の扉 航空機事故は解明できるのか?』、シンプルな疑問を明快に見せてくれた。
墜落のデータの詳細分析部分は思っていたほど出てこず、実験の過程がメインの番組。
無線操縦追跡用のプロペラ機の本番直前での故障はまるで仕組まれた演出なのかと、実験の成功後なら笑って良いところ、多分。
無線でのコントロールを失った時のための自爆スイッチのようなモノ(エンジンをカット)、あるいは墜とす備えをしていたのか?
墜落時、約2時間分もの燃料を残していたのだからセスナが追いつけずにコントロールを失っていたら?
という素朴な疑問も。
ともあれ実機での実験の結果は興味深かった。
番組で出されたデータの詳細は期待していたより少なめでも、『まぁ、やっぱり機首付近は危ないよね』という漠然とした予想が数字で裏付けられると強烈に説得力を持ってくる。
墜落時、機首付近で最高12G、翼の付け根付近で8G、機体最後方で6G、という数字を見るだけでもこの番組を見る価値があった。
実際の墜落におけるの降下率がどの程度のものかは知らないけれど、墜落実験予定の毎分600mが実際は毎分400mの状態でこれなら、と考えずにはいられない。
コマーシャルでは「なにそれ?」的な番組宣伝も挟まれていたけれど、さすがはディスカバリーチャンネルと賛辞を送っておきたい。
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