【2011/11/29:追記】
2011年9月の、安定版では 1.2.825.0、開発版なら 1.2.831.100 から、webサイトからのインストールで蹴られることなく普通に XP x64 へインストールできるようになっていました。
コメントで情報をくれた方ありがとうございました。
Google日本語入力のインストーラの仕組みが変わってしまい、WindowsXP x64 においてアップデートでなく新規インストールができなくなって久しく。
今日(2011/08/17)公開されたっぽい 1.2.809.100 をながめていたところ「Windows 版のビルド方法を公開しました。」との一文、そこに単独インストールのヒントがあったのでメモ。
『Google日本語入力 on WindowsXP x64 (2009/12/15)』と
『Google日本語入力 on WindowsXP x64 その2 (2010/01/29)』の続き。
こんどの手順がいつまで有効なものか疑問を感じつつも、掲題の通り通算3度目のメモ。
『適当にやったら動いた』というレベルの話なのは変わらず。
アヤシゲなことをせずオープンソース版のビルドするのが正当な利用方法だと思いつつの話。
元ネタ、参考サイト
※ 今日(2011/08/17)現在のリンク
インストール手順
WindowsBuildInstructions に記載されていることを参考にしつつ「Google日本語入力」に合わせて適宜変更すると以下のような流れ。
「Google日本語入力」のデフォルトのインストール先は
C:\Program Files (x86)\Google\Google Japanese Input
なのでインストール先はここであるものとする。
- 64bit版のインストーラ今回は 1.2.809.100 なので
http://dl.google.com/japanese-ime/1.2.809.100/googlejapaneseinput64.msi
をダウンロード
- 7-Zip などで適当な場所に解凍
1.2.809.100 の場合、ファイルは次の11個
- credits_en.html
- credits_ja.html
- GIMEJa32.ime
- GIMEJa64.ime
- GoogleIMEJaBroker32.exe
- GoogleIMEJaBroker64.exe
- GoogleIMEJaCacheService.exe
- GoogleIMEJaConverter.exe
- GoogleIMEJaRenderer.exe
- GoogleIMEJaTool.exe
- handwriting_ja.model
- ファイルをコピー
- インストール先にそのままコピー
- credits_en.html
credits_ja.html
GoogleIMEJaBroker32.exe
GoogleIMEJaBroker64.exe
GoogleIMEJaCacheService.exe
GoogleIMEJaConverter.exe
GoogleIMEJaRenderer.exe
GoogleIMEJaTool.exe
- インストール先に名前を変更してコピー
- handwriting_ja.model
を
handwriting-ja.model
に変更してインストール先にコピー
- Windowsのシステム SysWOW64、system32 へそれぞれ名前を変更してコピー
- GIMEJa32.ime
を
C:\WINDOWS\SysWOW64\GIMEJa.ime
となるようにコピー
- GIMEJa64.ime
を
C:\WINDOWS\system32\GIMEJa.ime
となるようにコピー
- 登録
オプションを付けそれぞれ順次実行
- GoogleIMEJaBroker64.exe --mode=register_ime
- GoogleIMEJaTool.exe --mode=post_install_dialog
これで VMWare の WindowsXP x64 のなかで32bit版メモ帳、64bit版メモ帳、それぞれでGoogle日本語入力が使えるようになったことを取りあえず確認。手書き入力も。
雑感
正式ではない、アヤシイものの、ともあれバーチャルマシンの WindowsXP x64 の中でライセンスを気にせずに使える日本語入力が再び手に入ったことに。
1.2.809.100 と 1.1.773.100 で試してみたところ 1.1.773.100 では登録が上手くいかなくてインストールが失敗する、無反応な感じ。
それぞれのバージョンの GoogleIMEJaBroker64.exe で
>strings -n 8 GoogleIMEJaBroker64.exe >適当なファイル名.txt
のようにして 1.1.773.txt と 1.2.809.txt 二つの結果を検索したところ 1.2.809.100 にはある 「register_ime」と「unregister_ime」が
1.1.773.100 では見あたらない。
そりゃインストール失敗するのも当然か、といったところ。
オプションの変更がさり気なく入るのが早いか、「Google日本語入力」がオープンソース版と乖離するのが早いか。
冒頭にも書いたように、このインストール手順も短命に終わりそうな予感しかしない。
またインストーラの仕組みが変わってインストールできなくなると面倒なので 1.2.809.100 のインストーラは大切に保存しておこうと。
オープンソース版を自力でビルドするにはハードルが高いし……
どなたかオープンソース版のバイナリをコッソリ公開してくれないかなぁ、と虫のイイコトを考えてみたり。