WindowsPE での解像度変更
「WindowsPE 解像度」でググッて1ページ目に見当たらなかった(2011/07/26)ような気がするので今更感が溢れつつもメモ。
2年ぐらい前に調べた時のメモを元に書き起こしたので今は昔かも。
このページのPC用ページへGo! (モバイル用ページに辿り着いてしまった時用)
WindowsPE で解像度を変更する方法とりあえず4種類
- wpeinit.exe での初期化で変更 (32/64bit)
WindowsPE環境初期化での解像度指定
追加で入手すべきアプリケーション無し、ただし設定ファイルは新規作成 - 「 setres.exe 」 を使う (32bit)
http://www.iansharpe.com/setres.php
フリー - 「 Display Changer 」を使う (32/64bit)
http://12noon.com/
個人利用、教育利用はfree、業務利用は US$499 (2011/07/26現在) - 「 SetResolution.exe / SetResolution-x64.exe 」を使う (32/64bit)
一次配布サイト、出所忘却、ローカルにあるファイルのタイムスタンプと朧気な記憶的には Windows7 beta2 の頃に拾ったもの
2.、3.、4. はそれぞれのアプリを WindowsPE 上でコマンドラインなりバッチなりから適当に実行してやれば良いだけなので入手リンク以外特にメモ無し。
よってここは『非Microsoft無し』かつ『とりあえず解像度を変えられれば良い』1.に関してのメモ。
wpeinit で解像度変更
基本は
となるので、少し楽をするためにこの一行分のコマンドを記述したバッチファイルと設定のxmlファイルのセットを用意。
というわけで WUXGA(1920x1200) の場合の例
wuxga.cmd と wuxga.xml を作成
- wuxga.cmd
- wuxga.xml
※ 32bit/64bit (X86/AMD64) 共用のファイルにして使いまわしたいのでこの内容
これらのファイルをセットで WindowsPE の system32 などパスの通った適当な場所に保存。
同様に HorizontalResolution、VerticalResolution などを変更しつつ、デフォルト解像度に戻す用に svga.cmd と svga.xml 、他にも使いそうな解像度の設定を適当に作成。
以上の準備が済んでいる WindowsPE が起動したら、作成したファイルに応じてプロンプトから
などとしてやれば可能なら解像度が変更されるはず。
wpeinit.exe による初期化(ネットワークなども)が実行されるので瞬時の変更完了とはならない点に一応留意。
この方法での注意点は、wpeinit.exe を実行するということでその他の設定も含めて初期化されてしまい、変更をしている場合その辺の調整が必要な事、解像度の変更に失敗しても何も起きない事、など。初期化の様子は wpeinit.log が生成されているはずなので必要に応じ中を見てチェック。
wpeinit.log の例
低解像度のPC、ネットブックなどがなくて WindowsPE 利用時共通の最低解像度として例えば SXGA(1280x1024) が担保される状況なら、設定を記述した sxga.xml を system32 に保存したうえで Startnet.cmd を
- Startnet.cmd
のようにしておくと便利かも。
雑感
64bit環境を含めて色々便利に使うならおそらく「Display Changer」一択、WinPE だけでなく通常のWindows上(XP/7)でも便利。
「 Display Changer 」は 『dc.exe -max』で簡単に最大解像度に変更できるからといって、VMWare Player の中で実行中の
WinPE で安易に『 -max 』指定すると『ごめんなさい、舐めてました』と謝る事になったのは良い思い出。
一方、当時の VirtualBox では大したことは無かった。
【2011/11/05:追記】
リンクの修正、タイポの訂正
【2012/02/23:追記】
リンク先の構成変更にともない Display Changer のページへのリンクをやめ、サイトトップへリンクの変更
【2012/05/01:追記】
なぜか自動生成されているモバイルページの方がググられやすい状況が発生してる為、PC用ページへのリンクを追加
「WinPE 解像度」「WindowsPE 解像度」と「Win PE 解像度」「Windows PE 解像度」 でググった結果が違う対策