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2010年1月22日 (金)

Firefox3.6 と AutoCopy と Copy Plain Text

【2013/01/16 追記】
2012年末頃から AutoCopy の所有者が変わって、AutoCopy は今日現在怪しい情報収集を行うアドオンになっています。
個人的には AutoCopy 1.01 に手を加え自動アップデートしないようにしたものを使い続けていた Minefield と、AutoCopy2 をインストールした 安定版 で使っていたため気がつくのが遅れました。
こちらのブログに
[AutoCopy][Fasterfox Lite]などのFirefoxアドオンが買収され現在の所有者があらゆる情報を収集している件。
比較的詳しく情報が出ています、情報ありがとうございます。

Firefox3.6 リリース。
最近、Nightlyビルド を日常的に使っているのでメジャー/マイナーバージョンの正式リリースにあまり感慨がなくて損した気分。

昔からの設定を引き継いだプロファイルでは使えて、新規プロファイルでは使えなかった AutoCopy(ver.1.0)、なので 3.6 リリースまでに対応して欲しかった。
3.6 リリースということもあり改めてアドオンの配布ページに行くと新バージョンは無かったもののレビューコメントの中に解決策が。
曰く「バージョンチェックの書き換え」と「 manifest ファイルを用意、一から書くか昔のを拾って」に加えて「面倒だったらコレ使ってね」という親切説明。
ようやく把握。

ロケールが日本だと説明が化けてアドオン一覧が無駄に横スクロールするのも気になっていたので、コメントにあった改造済みのファイルは使わず説明にならって .xpi を手直し。

  1. AutoCopy の .xpi ファイルをダウンロードして解凍
  2. 既存の AutoCopy の chrome.manifest を追加
  3. install.rdf の maxVersion を適当に書き換え
  4. 説明の文字化けを避けるべく autocopy.jar を解凍してみる
  5. ja-JP の autocopy.properties を読める日本語として読み込んで保存、、、本来は何?
    他のファイルをみると BOM無しUTF-8、何とかなるだろうと BOM無しUTF-8 で保存
    (仮)autocopy.properties

    最終行の「~検索する:」だけはなんとなくen-US のまま「Search For:」に変更
  6. たしか zip だったような、という根拠のない朧気な記憶をたよりに autocopy.zip にして拡張子を .jar へ変更して元のファイルを上書き、さらに全体を zip にして .xpi に拡張子を変更
  7. できあがった .xpi ファイルを Firefox にインストール

サイズが想像以上にオリジナルと異なったので圧縮方法が何かマズい気もしたけれど、一応それっぽく動作したので OK ということにする。

AutoCopy とセットで使いたかったけれど同じようにうまく動作しなかった Copy Plain Text(ver.0.3.3) も同様に「バージョンチェックの書き換え」と「 manifest ファイルを用意」を試す。
アドオン自体削除してしまっていたので Copy Plain Text の manifest ファイルがみあたらず。

  1. Copy Plain Text が期待通り動作するFirefoxとして PortableFirefox から適当に古いバージョン(Legacy Versions)をダウンロード&インストール
  2. PortableFirefox に Copy Plain Text をインストール
  3. PortableFirefox のプロファイルから manifest を拾う

あとは基本的に AutoCopy と同じようにしてやると、めでたく Copy Plain Text も Firefox3.6 でそれっぽく動作。

設定を変えつつ動作を試してしると、中クリックで貼り付けを有効にすると何か奇妙な動作。
記憶にある”微妙な動作”が一部混じって(?)いたので確認。「about:config」で『middlemouse.paste;true』に変更していたのをデフォルトの『middlemouse.paste;false』に戻して解決。
選択状態でも貼り付けが「上書きせずカーソル位置に挿入」と”微妙な動作”をする『middlemouse.paste;true』とは違って AutoCopy の貼り付けは「上書き」となる動作で快適。

アドオンの一覧で AutoCopy の説明は読めるようになったものの文字コードが気になったので他のアドオンで確認する(サンプル数2)と、どうやら 半角英数残しでunicodeエスケープ が作法の様子。
どうやってエスケープしようかとググった中から『通常の文字列とUnicodeエスケープの相互変換』に辿り着く。
XUL/MigemoテキストリンクPopup ALT Attributes などお世話になりっぱなし、毎度ながらいつも感謝です。
改めて ja-JP の autocopy.properties を編集し直してみる。

  1. 日本語が気になったので若干変更
    1. 「オートコピーを有効にする」⇒「AutoCopyは有効です」
    2. 「オートコピーを無効にする」⇒「AutoCopyは無効です」
    3. 「~検索する:」⇒「検索:」
  2. 以上を踏まえて unicodeエスケープしてみる
    autocopy.properties

この一連の事もサクッと解決というより悩まない人が Nightlyビルド を使うべきなんだろうと思いつつも、それはそれ。
AutoCopy も Copy Plain Text も 小細工なしで済むような正式対応版が早いうちに出てくれると嬉しい。

なんとなく、もう一つ別のアドオン(通算三つ目のサンプル)の .properties を確認してみると、UTF-8、、、、あれ? エスケープは???

【2010/02/12:追記】
Fireboot をかけると、AutoCopy が機能しなくなってしまったので何となく手探り対応

  1. autocopy.jar を解凍した時に locale のディレクトリ構成を
    locale\autocopy\ja-JP
    から
    locale\ja-JP
    のように一階層引き上げて autocopy.jar に固め直す
  2. chrome.manifest のロケールに関する該当箇所
    jar:chrome/autocopy.jar!/locale/autocopy/ja-JP/
    のような部分を
    jar:chrome/autocopy.jar!/locale/ja-JP/
    のように全て書き換え

これで Fireboot をかけても AutoCopy は生き残れるっぽいので多少幸せ

autocopy.jar のディレクトリ構成を locale だけでなく content や skin も autocopy を抜いた一階層上に引き上げて固め直して chrome.manifest も合わせて適宜編集した方がいいのかな?
未だ見ぬ Firefox3.6 正式対応版でも同じ事をするのは面倒……
【2010/03/06:追記】
1.0.1、結局自前の改造で 文字化け&日本語訳&Fireboot 対応……

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