宙のまにまに 1,2巻
1巻、表紙を捲ったその瞬間に、へー、と。
半透明の紙に透けて見えるその額縁の絵というか窓から覗いたような単行本の作りに感心した。
ここで、こういう工夫をするならばカバーを外したら、と期待をして春の星座が現れた時には、なるほどと思った。
そしてその瞬間に、春夏秋冬と星座が一巡りした後の5巻が気になった、個人的な期待は太陽系だった。
そう思ったのはずいぶん前のこと。
結構前の初読時。
とりあえず星が出てくるだけで満足しがち。
実際、話の中身が星ばかりということは無いのでその面ではわりと普通のマンガ。
それでも、書いている側から星が好きというのが伝わってくるので面白い。
NHK でやれ、と思っていたらもうじき NHK でない所で始まる。「NHKならきっと番組の終わりに毎回3分ぐらいの宇宙豆知識講座をやるに違いない」という期待があったからこそ
NHK が良かった、こっちとは違って内容的にもそのままお茶の間に届けても問題無さそうだし。
スピカは都合二回目ができてこちらはできないのかと残念でもある。
読み直して思ったのが2巻の終わりではなんとなく3巻あたりで完結しそうな勢い、せっぱ詰まった感じが無くもない。
意外なほど星の話は少ない。根底には星の話はあってもダイレクトに星という訳でもなくコメディ主体。
なんと言っても星を感じるのは、他のマンガやアニメではまず星座を見つけることが出来ない”点と黒のただの背景”になってしまう夜の空が、このマンガでは空に星座を探せばきちんとそこに星座が現れてくる、嬉しい点。
2巻の次巻予告が”嘘”とあっても意味不明。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント