リアルタイム性
昨日、今日と速報がTV画面に現れることがしばしば。
速報とは関係なく昨日、TBS で春の大感謝祭なるクイズ形式の番組。
このクイズ番組、双方向通信で視聴者参加型でクイズに答えることができる、で、クイズなので早押しタイマーがある。
アナログ放送と地デジとで、2秒程度の差がある(普通にTVの映像処理を通した状態)。
旧来なアナログTVで見ていると、2秒先んじて選択肢が確認できるので、2台両方見られるようにすれば地デジ放送に先行してボタン連打で早押しに有利な状態ができそう。
クイズでない所にうんざりしてチャンネルを変える、戻る、既にクイズのエントリー終了、の繰り返しだったので、実際のクイズは答える事ができなくて効果の程は不明。
ただ、アナログとデジタルの経路の違いでイカサマ(?)が可能かもしれないリアルタイム性の崩れがみてとれた。
今日、昼過ぎの記者会見の生放送で、概ね以下のような感じで差が付いていた。
速い | > > > > > > > | 遅い | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アナログNHK | + + + + + + + + + + | NHK | + + + | フジ | ++ | 日テレ テレ朝 TBS |
||
通常 | 通常 | L字 | L字 |
アナログNHKと地デジNHK には言うまでもなく超えられない壁、緊急地震速報には辛いよね、というのがこれまでの個人的な認識。
ところが今日、アナログと地デジの差だけでなく地デジ各局間でも結構な差がでることを知った。
NHK とは大きな差で、明らかに民放が遅い。
あるいは、通常とL字で差がついたというなら、L字が明らかに遅い。
民放各局間の差は小さいものの、フジがワンテンポ確実に速い、それに続いてTBS、日テレとテレ朝ははほぼどっこいどっこいの最下位グループ。
2画面で見比べつつ左右を入れ替えてもこの傾向があったので、2画面の癖ではなさそう。
アングルが違ったので共通映像でもなさそう。
民放各局のL字処理の違いで遅延が生じたのか、中継の経路がTV局ごとに異なるから時間差が生じたのか。
0.5秒も差があるわけではないけれど意識できる差が確実に出てきている。
アナログ停波後はどこを見ていても手遅れ、という何もかも終わった前提抜きに、地震速報を流している最中に大きな余震、本震がくるとすれば、コンマ一秒でも遅れのないTVを見ていたいもの。
映像処理の速いTVと遅いTVでも意識できる差があるなら処理の速いTVを選んでおきたいかもしれない。
良かれと詳しくしているL字がほんの僅かでも差を生むとすれば緊急時のTV局選びは微妙な気分にさせられるかもしれない。
ところで、一覧にないテレビ東京は仲間はずれにしたわけではなく、比べようがなかったというだけの話。
こういう時のテレビ東京の動じ無さっぷりは相変わらず鉄板。
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