スカイ・クロラ The Sky Crawlers
ミラノ1、もう少し傾斜があると前の人の頭が邪魔にならなくて良いんだけどなぁ、と考えつつ前を見ていると、その視線の先にタイガーマスク発見。去年、今年とほとんど映画館に足を運んでいないせいもあるけれど、すごい久しぶりに見かけた。
この人、格好が奇抜なのは見たまんまなのでその不思議さはおいといても、いっつも最前列に座って映画見ているのか、というのも謎、マイナー系な時にも見かけるので、手当たり次第映画に入っていそうではある。
そんな新宿ミラノ1 で スカイ・クロラ The Sky Crawlers 。
日経夕刊の映画評でポニョ、スカイ・クロラと二日続いたのを読んだぐらいで、他は攻殻2.0で見た予告程度の予備知識。
原作はいつもながら未読。
予告を見たときには正直、残念な出来か?!、と思ってしまっていた本業が声優でない方々の演技、映画が始まってみると気にしなければ気にならないかもしれない気になってきたので、概ね気にしたら負け。
出だしで、MORI Hiroshi、この表記が気になったのでずっと追いかけると、この原作者の方だけがこのパターン。
Kenji Kawai を KAWAI Kenji に Mamoru Oshii を OSHII Mamoru にしたら別人の気がする。
と思いつつ本編突入。
なんで着任早々嫌そうな顔して迎えられるのかが違和感有りまくりで引っかかっる。
タバコより意味ありげなマッチ、それを気にするかのような犬。
今まで以上に犬がこれでもかというぐらいウロウロしている、なにか開き直った感じすらする。
特別な飛行機にだけ反応しているのかと思ったら、後半全ての飛行機に反応していた犬。
ただ、途中、ネコが出てきたのは驚いた。誰の趣味なのか、何かの取り引きで出されてきたのか、とにかくネコは珍しい。
何で右ドア開く?、そういや左ハンドル、と。
タバコに口紅がつかない、軍人(戦争屋?)だからか、と見ていると、そのまんま口紅を付けてきてみたり。
新聞を折りたたむ同じ癖というには変だろう、等と考えたり、スタッフロールの手前でどれだけ”ストック”があったんだ?、と考えたり。
スタッフロールのその先、最後まで見ると誤解してるかなと思わないではなくても冒頭で引っかかったのを含めていろいろ氷解。
スタッフロールのその先があったのは”親切設計”なのかもしれないし、強調なのかもしれない。
驚くべきところで驚けた気がするので、原作未読、展開知らず、で臨むのが正解に思える。
驚くというより、合点がいく、か。
最後にマッチは音だけ。
『ショーとしての戦争』
間違いなく押井作品。
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