Vista SP1 クリーンインストールへの壁
Vista アップグレードクーポンによる
Windows XP x64 Edition ⇒ Vista Business 64bit
のものしか持ち合わせていないと Vista ServicePack1 への状態に一からインストールしようとしたとき
- XP x64 をまずインストール (HDDから起動可能な状態にまでする)
30分強 - XP x64 上から Vista のインストール開始
もしくは
Vista のインストールメディアや WinPE でブートしてインストール開始
30分程度 - Vista ServicePack1 適用
オンラインで1時間強、スタンドアローンパッケージの適用で1時間30分超
と、今までにない不自由さが必要となってしまうし、後から ServicePack 適用というのがいかにもイマイチで美しくない。
一度目はしかたないにせよ2度目以降は短縮したい、しかし、XP の時のように /integrate 一発で ServicePack 統合版イメージの作成が簡単にはできなくなっている、MS の"すばらしい仕様"のおかげ。
ServicePack1 統合イメージとアップグレード条件のバックアップがあるなら
- まず XP x64 をバックアップから復元して、HDDから起動可能な状態にまでする
10分弱 - Vista ServicePack1 統合イメージからインストール
30分程度
にはなる(なった)。
Vista ServicePack1 統合イメージの作成方法は、いくつかのサイトで紹介されているし、WAIK のマニュアルには「Windows Vista Service Pack 1 をインストールする」に隠喩のごとく書かれてはいるので特別特殊な方法ということでもない、ただ面倒なだけ。
ただし、統合イメージの作成と "生粋の Vista ServicePack1 インストールの初回完了" までは軽く5時間コースになる。
2度目からかろうじて40分程度に落ち着く訳で、生粋の Vista ServicePack1 クリーンインストール状態を”作り出す”のが非常に手間。
つまり、初回の険しい道のりは
- XP x64 をまずインストール (HDDから起動可能な状態にまでする)
30分強 - XP x64 のバックアップイメージ捕り
20分程度 - WinPEでブートしてVistaインストール開始
30分程度 - Vista ServicePack1 適用
スタンドアローンパッケージの適用で1時間30分超 - Vista ServicePack1 統合版イメージ捕り
1時間30分~2時間 (imagex /COMPRESS maximum にこだわらなければ軽く半減) - XP x64 をバックアップから復元して、HDDから起動可能な状態にまでする
10分弱 - Vista ServicePack1 統合イメージからインストール
30分程度 - 晴れて生粋(ゴミの無い)の Vista ServicePack1
率直に言って、初回はまともにやってられない煩雑さ、やるけど。
起動している Vista に対してしか適用できないという Vista ServicePack1 の"すばらしい仕様"がどのへんで受け入れられたのだろうか。
どのみちカスタマイズ掛けるから、ってことなのか。
単独インストール可能な Vista のパッケージがあれば、いくらかマシになるとはいえ ServicePack1 統合版のメディアが欲しい。
そもそも、生粋の Vista ServicePack1版 なら
- Vista ServicePack1版 インストール
30分程度
ですむだけの話なので、Server評価版のように、メディア代実費で配布されれば間違いなく買う。
XP も Vista もライセンス数が足りている状況で値下がりしたからといって Vista 本体を買いたくなる訳ではない。
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コメント
もうご存知かとは思いますが、vLite使えば簡単にSP1統合できますよ。
投稿: | 2008年6月 7日 (土) 12時03分
コメントありがとう御座います。
はい、vLite で統合できる事は把握しています。
4月になったころぐらいからでしたっけ? と思ったら正式版リリースは5月だったんですね、最近Vistaインストールに縁がなくて追いかけてませんでした。
良い機会なので vLite への誘導追記しておきました。
ありがとうございました。
投稿: な○の | 2008年6月 7日 (土) 12時48分