ViewCVS for Windows から ViewVC に更新
ViewCVS for Windows は過去のものになってしまったらしい事にようやく気がついた。丁度、新規に一通り揃える必要があったので、これを機会に
ViewVC に乗り換えたので、忘れないうちにメモ。
このメモは多々検索した結果の寄せ集めメモであり、ソフトウェアの作者の方々に大いなる感謝と、情報をまとめて置いておいてくれる方々に感謝の念を抱きつつ。(末尾にドメインコントローラーでの認証に関して追記:
2006/03/19)
【参考にしたサイト】
- てんぷらメモ
- ViewVC の日本語化
- ここの Wiki
わかりやすくまとめて紹介される方々には多謝。
【今回の環境】
- WindowsXP と Windows2003 SBS
WindowsXP は一から構築、Windows2003 SBS は部分的差し替え。する事に大差はない。
前回とは違い、新規に揃えたということで全部入りメモ。
【調達物】
- Subversion の Windowsバイナリのダウンロードページ から
- 本体:svn-1.3.0-setup.exe
- Python 2.3 bindings : svn-win32-1.3.0_py.zip
- TortoiseSVN のバイナリダウンロードページ から
- 本体:TortoiseSVN-1.3.2.5840-svn-1.3.0.msi
- 日本語言語パック: LanguagePack_1.3.2_ja.exe
- The Apache HTTP Server Project から
apache_2.0.55-win32-x86-no_ssl.msi - ActivePython から
ActivePython-2.3.5-236-win32-ix86.msi - mod_python download - The Apache HTTP Server Project のOtherBinaries から
mod_python-3.2.8.win32-py2.3.exe - Official RCS Homepage にある The latest PC (OS/2 DOS Win95 NT) binary の
rcs57pc1.zip
- WinMerge日本語版 か 本家WinMerge から適当に何か1つ
- JapaneseCodecs から
JapaneseCodecs-1.4.10.win32-py2.3.exe - pythonメーリングリストのログ にリンクのある pkf のWindowsバイナリ
pykf-0.3.4.win32-py2.3.exe
- ViewVC の日本語化 で提供されているパッチ
【インストール】
インストール時には基本的にインストールパスのみ c:\usr 配下に変更
- 軟弱モノなのでまず、クライアントの TortoiseSVN と日本語パックをインストール
- WinMerge をインストールし TortoiseSVN の差分ビューアに設定
- Apache をインストールし、DocumentRoot 等、適当に httpd.conf を編集
( インストール先は c:\usr\Apache2 ) - Apacheの動作を確認したらサービスを停止させておく
- Subversion をインストール ( インストール先は c:\usr\Subversion )、設定は基本的にデフォルトのまま
Apache 関連の設定はインストーラーに任せず、自力で設定するようにする
- mod_dav_svn.so と mod_authz_svn.so を
c:\usr\Apache2\modules にコピー - httpd.conf の
を探してコメントアウトを外す - httpd.conf の LoadModule が列挙されている部分の最後の辺りに
を追加 - httpd.conf の最後辺りの適当な場所に
を追加、とりあえずBASIC認証も。
- mod_dav_svn.so と mod_authz_svn.so を
- テスト用に何かリポジトリを作成する
とりあえず d:\svn\test-repo に作成 (d:\svn がリポジトリの親ディレクトリ) - Apache のサービスを開始して http 経由で TortoiseSVN からリポジトリにアクセスできることを確認
- ActivePython をインストール、基本的にデフォルト ( インストール先は c:\usr\Python23 )
- mod_python をインストール
- svn-win32-1.3.0_py.zip を展開して libsvn と svn を c:\usr\Python23\Lib (Python のインストール先)にコピー
- JapaneseCodecs をインストール
- pkf のWindowsバイナリをインストール
- RCSのバイナリ rcs57pc1.zip を展開して、win32バイナリをシステム環境変数でパスの通った場所に置く ( 予め準備しておいた c:\usr\bin に)
- ViewVC の Repository の trunk をチェックアウト、URLは以下
http://viewvc.tigris.org/svn/viewvc/trunk
ID と Pass は共に guest - ViewVC の日本語化 で提供されているパッチを適用
- ViewVC ワーキングコピーを置いた場所からインストール用スクリプトを実行
> python viewcvs-install
インストール先は適当に (今回の場合は c:\usr\viewvc-1.0-dav ) - viewcvs インストール先の viewcvs.conf をとりあえず編集
- cvs_roots = cvs: /home/cvsroot
の行 をコメントアウト - root_parents にリポジトリのある親ディレクトリを指定
root_parents = d:/svn : svn - default_root = cvs
の行をコメントアウト
- cvs_roots = cvs: /home/cvsroot
- httpd.conf を編集
- LoadModule が列挙されているあたりに以下を追加
- httpd.conf の最後辺りの適当な場所に
標準の文字コードに UTF-8 を追加
- LoadModule が列挙されているあたりに以下を追加
- Apache を再起動してブラウザで http://(サーバー)/viewvc にアクセスして確認
【結果】
- UTF-8 でなんとか上手くいってくれる事を念じた JapaneseCodecs と pkf
⇒ (view)や(download)した時、途中で文字化けしたり正常に戻ったり(涙)
⇒ 文字化けを割り切った方がストレスが少ないような
⇒ 何かしくじっている気がする - Windows2003 SBS の方で 前回 から更新したのは Subversion と mod_python
【効能】
とりあえず ViewVC に乗り換えて流行りに追いついた(?)ので満足。
良くも悪くもテキストファイルは全て UTF-8 にしたくなる...
【追記 : 2006/03/19】
ドメインコントローラーで認証する時は
- mod_auth_sspi モジュールを取得 解凍して
mod_auth_sspi.so
をApache のモジュールディレクトリへ - httpd.conf の LoadModule が列挙されているセクションに
LoadModule sspi_auth_module modules/mod_auth_sspi.so
上の行を
LoadModule auth_module modules/mod_auth.so
の行より前に記述 - BASIC認証関係の記述を削除して以下のように変更
- <Location /viewvc> も同様に変更
【追記】 続き? 2006年11月19日
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コメント
リンクありがとうございます。ただ、今マシンが不調で、ご迷惑をおかけしています。
その後、viewvc.conf で、use_localtime = 1 にすると、日時にシフトJIS文字が入ることがわかりました。
お手数ですが、viewvc.py のmake_time_string(date, cf) 関数の、
return time.asctime(localtime) + ' ' + time.tzname[localtime[8]]
を、
return time.asctime(localtime) + ' ' + toutf8(time.tzname[localtime[8]])
に変更して試していただけないでしょうか。
それでは失礼いたします。
投稿: mucius | 2006年4月13日 (木) 13時07分